小学生の自由研究は、時間がかかるものが多いところがクセモノ。
思い立ったときには「もう調べる時間がない!」というのもありがちですよね。
短期決戦で、1日で終わらせてしまいたい!でも手抜きに見えるのは嫌だ!
そんな場合には、地図と温度計を使って町の南極探しをするのはどうでしょうか?
方法やまとめ方の紹介です!
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1日でできる小学生の自由研究に気温調べはいかが?方法とまとめ方
夏の自由研究に、気温を調べるというテーマはよくありますよね。
ですがそのほとんどが、長期間にわたって気温をチェックしないといけないもの。
とてもじゃないけど、1日でできるようなものではありません。
ですが、熱中症も社会現象になるほど暑い日が続いている最近の夏。
公園に行っても、できるだけ日の当たらない涼しい場所に選んだり、歩くときも影になる道を選んだり。
同じ日の同じ場所でも、暑さって変わるものなんですよね。
ということで、自分の家の近所もしくは通学路や学区などなど、さまざまな場所の温度を測って、それを地図に記入して「特に暑い場所」「比較的涼しい場所」を探っていくのはどうでしょうか。
身近にある南極スポットを探すのは、実用的かつおもしろい自由研究になりそうです♪
ヒートアイランド現象と気温調べ
小学4年生で習う気温のこと。
その中では「ヒートアイランド現象」という言葉も出てきます。
都市の中心部の気温が、郊外よりも高くなる現象のことをこのように呼びますが、実際にどうなのかを測ったことってありません。
なぜ気温に差が出るのかについては、
・自動車の排気ガス
・ビルの冷暖房の熱
などのさまざまな理由が考えられますが、それはもしかしたら、学区内のような小さい範囲内でも影響があるのかも…。
自動車がよく通る場所の気温と、自動車が通らない場所の気温。
木がたくさんあって影になることが多い場所と、日当たりの良い場所。
建物の間などの風通しの良くない場所と、風通しの良い場所。
同じ日かげと日なたでも、場所によって温度の差がない場合もあるかもしれません。
地図と温度計を用意すれば、あとはどんどん測って書き込むだけです!
気温調べ地図に必要なもの
・地図
・温度計
・筆記用具
地図は自宅にあるものを使ってもいいですし、グーグルマップを印刷してもいいかなと思います。
もちろん、オリジナルを自分で作るのも。
白地図をそのまま使うよりは、その場所がどんな場所なのかがみんなに分かるようなもののほうが興味を持ってもらえます。
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グーグルマップを参考にして、身近な場所を手書きしてみるのもいいですね!
気温を正しく図るためには、百葉箱に見られるようないくつかの条件があります。
・地表に近すぎない(1.2~1.5mほど)
・直射日光が当たらない
・照り返しがない などなど
ですが、この自由研究の目的は「正確な気温を調べる」というよりは、体感的にどこが一番涼しいかを調べるためのもの。
厳密に正しい気温というよりかは、同じ条件で気温を比較するということに重きを置いたほうが、目的に合うのではないかと思います。
そのため、「この場所では直射日光だったけど、この場所では日が当たらないようにした」ということのないように、太陽に背を向けるなどの工夫をするのも重要。
気温をはかるうえで気になることがあれば、注釈として記載してもいいですね!
時間による温度差が大きい場所と小さい場所を比較してみるのも、面白い研究材料です。
気温調べの地図で何が分かる?まとめ方について
いろいろな場所の気温をはかっていくと、
・昼の日かげと日なたでは温度の差が思っているよりは少ない
・車が多く通る場所の近くは気温が高い
・エアコンの室外機の近くは温度がとても高い
・木かげは気温が低い
・太陽光が強ければ強いほど、水辺でも気温が低くならない
などなど、「思っているよりも○○」な発見が見つかることがあります。
「それはなぜだろう」と疑問点を書き出し、それに対する予想を考えるのもいいですね!
また、一般的なヒートアイランド対策として、植物を植えたり土を増やしたりということも行われています。
アスファルトの上と土の上では、どれくらいの気温差があるのか?なども合わせて調査してみるのもおすすめです。
まとめ方は
・調査方法
・調査結果
・調査をして気づいたことや分かったこと
を中心に組み立てていくと分かりやすくまとまります。
まとめ
気温の調査は、自由研究の代表的なテーマでもあります。
自分の身近な場所で、どこが一番涼しいか?というのは、多くの子が関心を持つ部分ではないでしょうか。
子ども同士で遊ぶ場所を決めるときにも役に立つかもですね!
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