新築祝いって、実際に新居に遊びに来てくれた人からもらうことが多いんですが、親戚や身内など近しい間柄であれば、遠方にいても贈ってくれることがあります。
友だちならラインや電話でお礼を言ってすませてもいいですが、目上の人やあらたまった間柄の人の場合は、きちんとしたお礼状を送っておいたほうが無難。
「どう書いたら失礼にならない?」「書き始めはどうしよう…」
迷ったときの参考にどうぞ!
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新築祝いのお礼状の手紙の書き方!基本的な構成と手紙のマナー
新築祝いをもらったときのお返しには、新居のお披露目を行うのが一般的です。
新築披露をすることができない場合、もしくは先方の事情でお誘いすることができない場合などには、内祝いとして品物を贈ることもあります。
・新築祝いのお礼として新居へお誘いする場合
・新築祝いただいたけど新居へのお誘いはできない場合
どちらにしても、お礼状を渡すととても丁寧な印象を持ってもらえます。
わざわざお礼状を書いて渡すというのは、相手はそれなりにあらたまった相手であるということ。
会社の上司だったり義両親だったり、今後も良い関係を続けていきたいと思う相手なのではと思います。
そういう相手だからこそ、基本的なマナーを守ったお礼状を渡せるようにしたいですね!
手紙の基本的な構成
手紙の文面は、相手がどのような間柄なのかによって、言葉選びや構成が変わります。
取引先の人と仲良くしている上司では、同じ仕事関係の相手でも手紙の書き方が異なりますよね。
自分の両親と義両親とでも、なんとなく文体を変えるのではと思います。
手紙は「前文」「主文」「末文」「後付け」からなるのが基本ですが、親しい間柄であれば主文のみでもかまわないですし、堅苦しくするのが不自然になる場合もあります。
1、頭語:手紙ならではの語句。行頭から書く。結語とセットで使う。親しい相手なら省略可能。
2、時候のあいさつ:頭語から1字分空け、季節に合わせた挨拶を書く。
3、安否伺い:相手の健康や安否を気遣う。
4、起語:「さて」「ところで」など。
5、本題:お礼や報告などの要件。
6、結びのあいさつ:相手の健康などを祈る言葉。
7、結語:頭語とセット。結びの挨拶と同じ行かとなりの行に、行末から一文字上げて書く。親しい相手なら省略可。
8、日付:行頭から1~3文字程度下げて、漢数字で書く。
9、差出人名:フルネームが基本。名前と結語は、語末の位置を揃える。
10、宛名:行頭から受取人のフルネーム。
新築祝いのお礼状の例文
前述した手紙の基本的な構成を踏まえ、新築祝いのお礼状の構成は
・お礼の言葉
・結びの言葉
・結語
相手との距離感に合わせて、「よりあらたまる」「簡略化する」などを選べばいいかなと思います。
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例文
前略、このたびは、ご丁寧に新築祝いをいただきまして、ありがとうございました。
さっそく玄関に飾らせていただきました。玄関がとても華やかな雰囲気になり、子どもたちも喜んでおります。
おかげさまで、新居での生活にも慣れてきました。近いうちに、ぜひ遊びにおいでください。
草々
このたびは、わざわざ新居祝いを届けていただき、誠にありがとうございました。
いただいた○○は私の好みにぴったりで、新しいリビングの雰囲気にもとてもよく合っています。以前私が「こういう雰囲気が好き」と話していたのを覚えていてくださったんですね。とても嬉しいです。
近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。
前略、失礼いたします。昨日、新居祝いに素敵な○○をいただきまして、ありがとうございます。
新しいリビングにぴったりで、雰囲気が華やかになったと子どもも夫も喜んでおります。
引っ越してから2週間たち、徐々に落ち着いてまいりました。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいますよう、お待ち申し上げます。
草々
このたびは、新築祝いをいただきまして、ありがとうございました。
いただいた○○はリビングに飾ることにしました。部屋が一気に華やかになり、子どもたちも喜んでおります。私の友人にも、すてきだと褒められました。
引っ越してから2週間、まだ普段通りではありませんが、徐々に落ち着いてまいりました。
ささやかながら手料理を用意してお待ちしておりますので、近いうちに遊びにおいでください。
拝啓 七夕も過ぎ、お暑さも本格的になってまいりました。お二人ともお変わりありませんか。
先日は、ご丁寧に新築祝いをいただきまして、ありがとうございました。
さっそくリビングに飾らせていただきました。部屋が一気に華やいだと、夫も子どもたちも喜んでおります。大切に使わせていただきます。
引っ越してから2週間、徐々に落ち着いてまいりました。お近くにお越しの際は、ぜひ拙宅にお立ち寄りください。
時節柄、夏風邪などお召しになりませんよう、まずは書中をもちまして、お礼申し上げます。
敬具
ポイントは
・贈り物の感想は具体的にすること
・新しい生活や周囲の環境などにふれること
・新居への来訪を促す言葉を添えること
新居の自慢や嬉しさを強調することは控え、謙虚な表現を心がけるようにしましょう!
新築祝いのお礼状を出すのが遅くなった!対応とマナー
引っ越し前後というのは、ただでさえ手続き関係が多くなってバタバタとしてしまうもの。
新築祝いのお礼状を出すのが遅くなってしまうこともあるかと思います。
「どうしよう…」「どうすれば相手に失礼にならないだろう…」
迷ったときは、まずすぐに出す!というのが一番です。
気づいたときにすぐにお礼状を書いて、なるべく早く出すようにしましょう!
それで気を悪くする方は少ないと思うので、遅くなったことのお詫びの言葉を添えるようにしましょう。
お礼状に添えるお詫びの言葉も、相手との距離感によって違うかなと思います。
例文を参考にして、お礼状に付け加えてくださいね。
・本来ならばすぐにお礼を申し上げるところ、新生活の慌ただしさに取り紛れ、お礼が遅くなってしまったことを心からお詫び申し上げます。
・本来ならばすぐにお礼を申し上げるところ、大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
付け加える場所は、冒頭のお礼の直後が自然です。
「新築祝いをいただきありがとうございました。本来ならば~」という流れですね!
まとめ
家を建てることは、人生の中でとても大きなイベントです。
それを祝ってくれる相手というのは、今後も大切にしていきたい相手なのではないかと思います。
手紙特有のルールやマナーも大切かもしれませんが、一番大事なのは気持ちが伝わることです。
お礼の気持ちがきちんと伝わる手紙になるといいですね!
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