わが家は転勤族なのでいろんなマンションへの居住経験があるんですが、一番長く住んでいたのが、1つ前に住んでいたマンション。
築古なので、最近の新築マンションのイメージとはズレるかもしれませんが、専用庭がついているタイプの1階に住んでいました。
マンションの1階はあまり好まれず、良いイメージを持たない方も多いかもしれませんが、「実際のとこはどうなの?」と。
7年住んで思う、マンション1階のメリットとデメリットです。
スポンサーリンク
マンション1階はアリ?ナシ?7年住んで思うメリットとデメリット
わが家がマンション1階に引っ越してきたのは、上の子が幼稚園の年中、下の子が1歳のとき。
賃貸マンションへの入居なので、購入を考えている方に比べると「マンション1階」に対する躊躇はなかったように思います。
というよりもむしろ、私は「マンション1階がいい!専用庭がついてるところがいい!」というのが、お家選びの条件の一つでもあったんですよね。
理由は、一つ前に住んでいたのが一戸建てだったから。
意に沿わない引っ越しだったので、子どもに「ジャンプするな!」と言いたくないし、「前はお庭があったのに」とも言わせたくない。
そんなこんなで、小スペースではあるものの専用庭がついている1階の物件を選びました。
わが家はこのマンション1階のお家で7年暮らし、子どもは幼児から中学生へと成長。
年齢に応じたメリットとデメリットもあるし、親の目線からの長所短所もあります。
が、とりあえずはズラズラっと並べてみようかなと。
マンション1階に住むメリット
だいたいの方が想像している通り、マンション1階に住む恩恵をより多く得られるのは、小さい子どもがいる子育て家庭かと思います。
私自身も子どもが小さいときは特に、とても便利でした。
子どもを遊ばせやすい
専用庭がある1階物件だと、非常に子どもを遊ばせやすいです。
わが家は狭い専用庭でしたが、それでも夏場はプールを置いたり、ワンタッチテントを立ててみたり。
一輪車やリップスティック、縄跳びの練習をしたりと、時間を気にせずに遊ばせられるのはとても便利です。
危険なものがないことが確認できるなら、多少目を離しても敷地内ですしね。
加えて、1階だと外に出るハードルも下がります。
どこだったっけな。たしか昔に見た記事で「マンションに住む子よりも一戸建てに住む子のほうが運動能力が高い」みたいなことが書いてあったんですよ。
要はこれ、外に出るまでの時間が長くかかると外遊びをしなくなるから、結果的に運動能力が低くなるってことだったと思います。
上層階に住むよりは1階のほうが、外に出る手間も時間もかかりません。
信ぴょう性があるのかないのかは分からないけど、ドアを出てすぐに外に出れるっていうのは、子どもにとっても楽だったのではと思います。
駐車場が近く荷物運びが楽
これは子どもの年齢関係なく、とにかく1階暮らしの大きなメリットと言えると思います。
私はだいたい食品関係はまとめ買いするんですが、家族4人の1週間分の食材って相当な量なんですよね。
車のトランクから出しても一度で運ぶことができず、何度か往復しながら運ばないといけません。
マンションの1階だからこそ往復をそれほど苦に思いませんが、上層階に住んでたらけっこうたいへん。
キャリーワゴンが必須だろうなと思います。
1人での買い出しも問題なしです。
階下への騒音が気にならない
小さい頃は特に、家の中で子どもが走り回ったときの騒音が気になるもの。
両隣の方への騒音は気になるものの、1階だと階下への心配をする必要がないのでちょっと気持ちが楽になります。
マンション1階に住むデメリット
スポンサーリンク
これに関してはマンションによってもだいぶ違うとは思いますが、あくまでわが家が住んでいたマンションの場合ということで。
マンション1階は日当たりが悪い?
わが家が住んでいたマンション1階は、目隠しの塀が高く建っているタイプではありません。
専用庭の向こう側には車道があり、向かいの家までは距離があります。
だからかもしれませんが、日当たり自体は2階以上のお家とほぼ変わらないのではないかと思います。
外から見える?
前述したように、わが家が住んでいたのは高い目隠しの塀がないタイプ。
専用庭の向こう側には車道があり、車道を挟んで向かい側には戸建て住宅が並んでいるという感じ。
だから正直、生活感は丸見えだったと思うし、他人からの視線を感じないとは言えない暮らし方でした。
嫌な人にはたぶん、大きなストレスになるだろうなと思います。私もちょっと嫌だった。洗濯物丸見え。
ただこの点については、そのマンションの間取りや作りによって大きく変わるかと思います。
自分が許容できる範囲内かどうか、脳内シミュレーションしておくといいかもです。
気になるマンション1階の防犯面
多くの方が気になるであろうマンション1階の防犯面。
やっぱり、2階以上のお家に比べると防犯面は弱いだろうと思います。
わが家が住んでいたマンションは作り的に、フェンスが飛び越えられるような高さだったので、「しようと思えば誰でも侵入できる」という。
感覚的には、戸建てと同じようなレベルかなと思います。
だから、同じく1階に住んでいる方はセンサーライトやホームセキュリティーを利用していることも多かったです。
特にセンサーライトは手軽ながら防犯効果は高いと思うので、1階に住むならしておいたほうがかもです。
窓を割られたら意味ないかもですが、安心度は上がります。
マンションの1階に住むなら気を付けておきたい注意点
ベランダ側の道から中を見てみて、どのくらい見えるのかは確認しておいたほうがいいかなと思います。
どのくらいの高さまで見えるかとか、部屋の中まで見えるかとか。
きっちりと確認しておくと、目隠し対策もしやすいです。
気にならなければいいんですが、思ったよりもわずらわしく感じられることもあります。
朝や夕方の、マンション内の人の動きが活発になる時間帯に、見に行けると安心。
風通しが悪いと湿気がたまりがちなので、しっかりと確認を。
「マンションの1階だから気になる」という事柄は主に、プライバシーと防犯面かなと思います。
気になるかならないかは個人差があるので、まずは許容範囲かどうかを確認してみてください。
「ベランダに目隠しシートをすればいいじゃない」「サンシェード使ったらいいじゃない」と思っていても、それで日当たりが悪くなってしまうこともありますしね。
妥協できる部分との兼ね合いを探ってみてください。
マンション1階暮らしも子どもの成長とともに変わる
子どもが中学生になったわが家は現在、1階ではなく3階に住んでいます。
引っ越ししなければいけない事情があったというのもありますが、今回は2階以上で探しました。
子どもが小さい頃は非常に便利だった1階暮らしでしたが、子どもが大きくなって、かつてほどメリットを享受できなくなっちゃったんですよね。
子どもの成長とともに、暮らし方って変わるもんだなと実感。
例えば専用庭は、子どもたちが見られることを恥ずかしがって、遊び場としては使わなくなっていきました。
鉢植えで花や野菜を育てたりっていうことはしていましたけどね。
そして1階ならではの洗濯物の見えやすさは、年頃の娘の服を干すのにはネックに。
下着はもとから外に干してはいなかったのですが、タンクトップやキャミソールなども、人の目に触れる場所に干すのを嫌がるようになりました。まあそりゃそうだよね。
買い物後の重い荷物も、子どもたちが一緒に持ってくれるようになりました。
こうやって便利な暮らし方って変化するんだなぁと、嬉しいやらさみしいやらです。
ただ今もって思いますが、子どもが小さい頃のマンション1階は楽ちんなことが多いです。
最初から選択肢から外すのではなく、吟味してみてもいいのかなと思います。
スポンサーリンク