マイホーム購入時期は、第一子が小学校に入学するまでという方が一番多く、約6割と言われています。
結婚してから出産まででも約2割と、子どもが学齢期に入るまでに購入する方が多数派。
ですが周りを見渡すと、小学校入学以降に購入する方もそれなりにいるように思います。
地域によっては非常に高い不動産価格。
マイホームのために子どもに転校させるのはあり?なし?
引越しを繰り返してきた転勤族家庭だからこそ思うことを、ざっくばらんに書いてみたいと思います。
スポンサーリンク
マイホーム購入のために小学生を転校させるのってどう思う?
転勤族の場合は特にそうなんですが、どこに住むのかを選ぶときに判断材料となるのは子育て環境です。
評判の良い学区とか治安の良さとか教育水準の高さとか、ネットからの情報をもとに子どもに良い地域を選ぶわけですね。
そうするとおのずと人気のある地域となり、比例して不動産価格が爆上がりしちゃいます。
賃貸価格ももちろんそうですが、新築中古含めて、住宅販売価格は他地域に比べて非常に高くなります。
(‘ω’)「隣の学区だったら○○万円安いのに…」
(‘ω’)「隣の市だったらもっと広い家に住めるのに…」
こういうことがけっこうあるんですよね。
予算に上限はあるし、理想の住まいもある。
今住んでいる地域内に条件にあてはまる家がなければ、他の地域を検討し始めるのは当たり前のことです。
でもそれが子どもの転校を伴うものだったら、親としてはやはり悩んでしまうもの。
賃貸のままだったら転校させる必要はないし、家を妥協すればいいだけのこと。
ただ家はこの先何十年も住む大切な場所でもあります。
どちらを優先すべきか、悩むことのほうが多いのではないかと思います。
転校による子どもへの影響は年齢によって左右される
わが家は何回か引っ越しを重ねています。
転勤族が多い地域に住んでいるので、小学校でも転校していく子を何度も見送ってきました。
低学年は毎年の転勤流出も流入も多く、高学年になるにしたがってだんだんと減っていきます。
境界をあえてつくるなら、4年生くらいでしょうか。
5年生や6年生での転勤は、出ていく子も入っていく子もかなり少なくなります。いないわけではないですけどね。
スポンサーリンク
つまり、多くの親が思う子どもを転校させていい時期というのは低学年までで、高学年以降はできるだけ環境を変えないように配慮するようになるということですね。
私も同じように考えていて、高学年になってからの引っ越しなら、自腹で家賃を支払ったとしても卒業までは同じ学校に通わせたいと思ってました。
多感な時期だし、友だち関係も濃くなってくる年代で、悪い影響があるんじゃないかと心配しちゃう親心。
と、これは親が思う子どもの気持ちですね。
実際のところは子どもの性格によるところが大きく、高学年になっても「引っ越し?別にいいよ」の子もいれば、低学年でも「引っ越しなんて絶対に嫌だ!泣」の子もいます。
そしてそのどちらでも、子どものダメージが見えるのは数か月程度。
その後は自然になじんでいき、いつしか前に住んでいた地域のことを忘れていきます。
子どもの適応力はやっぱり高くて、よっぽどのことがない限り、時間が解決してくれるように思います。
子どもの学区は数年、マイホームは数十年
子どもの学区は重要ではあるものの、気にしなくてはいけないのは数年の話です。
高校になれば地域はそれほど関係なくなるので、長くても9年間。
一方で、マイホームに関しては数十年ずっとその場所に住み続けます。
そう考えると、優先すべき重要な事柄って何なの?という気もします。
小学校の間は狭い地域内でしかありませんが、中学校になれば学区は広がります。
高校以上になれば学区はなくなるので、それこそ自由に動けるようになります。
同じ中学校区で良い物件が見つかるのなら、そちらを選んでもいいかも。
調べてみるといいですね!
子どものために住む地域を限定して、理想の家をあきらめるのも良い選択なのかもしれませんが、そもそも子どもがその家に住む期間って限られてます。
大学入学の時期、就職の時期、結婚の時期、いつになるかは分からないけど、そのうち巣立っていきます。
マイホーム購入のタイミングを子どもの成長にあわせることはありますが、家の場所や形までを子どもにあわせる必要はないんじゃないかなと思ったり。
何を優先させるかにもよりますけど。
マイホーム購入のための転校をどう思うか、子どもに聞いてみるのもいい
子どもにも、マイホーム購入のために転校しても良いかどうか、聞いてみるといいです。
できれば具体性が増すように、内覧などもしてみるといいかも。
転校をかわいそうと思うのは親だけで、新しい部屋や家に、子どもが喜ぶっていうのもよくある話。
強く悲しむ子もいる一方で、喜ぶ子もいるものです。
じっくりと話をしてみて、子どもがどう思っているか、それを受けて親がどう思うのかを試してみるのもいいかもですね!
スポンサーリンク