転勤族の小学校選びはマンモス校か小規模校か?メリットとデメリットは表裏一体

転勤辞令が出たとき、住む家を決める際に親が一番気にするのが子どもの学区ではないでしょうか。

転校させることは親にとっては心苦しいものなので、せめて子どもの教育環境が良い地域に、と思うもの。

ただ地域によって児童数は大きく異なる場合もあり、どちらもが似たような評判の良さであれば、どちらにしようか悩むんですよね。

わが家が選んだのは、マンモス校。

子どもを実際に通わせて分かった、メリットとデメリットを紹介してみようかと思います。

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転勤族の小学校選び。マンモス校と小規模校はどちらがいい?

そもそも「マンモス校と小規模校の人数の違いってどれくらい?」ってとこなんですが、これは地域によって変わるのではと思います。

市内や区内など一定の地域内で比較したとき、多いのであればマンモス校、少なければ小規模校っていうことでいいんじゃないかと思います。

ちなみにわが家の地域では、児童数が1000人前後がマンモス校、400人前後が小規模校くらいの感じ。

平均的な児童数がだいたい600人前後くらいなので、こんなもんかなと思います。

マンモス校にも小規模校にもそれぞれに良い面と悪い面があり、一概にどちらがいいと言い切れるものではありません。

ですが「転勤族が転校した先で通う小学校」と考えた場合、個人的には、マンモス校のほうが過ごしやすいのではないかと思います。

転勤族が多い地域はマンモス校であることが多いので、そういうのも理由になっているのだと思います。

転勤族がマンモス校を選ぶと心配のタネが少しだけ減る

今の地域への転勤辞令が出たとき、私が小学校を選ぶ基準にしたのは

・転勤族が多いこと

・児童数が少なすぎないこと

もちろん「評判の良い学区の中で」ということですが、どちらの条件も、子どもが輪に入りやすいだろうと考えてのことでした。

転校生の扱いに教師と子どもが慣れていることも重要ですが、それと同じくらい、転校生なのかどうかがよくわからない状態に早くなることも大事だと思っていました。

社交的な子どもならいいですが、うちの子はどちらかというと内向的で消極的。

友だちから特別な対応をされることで、委縮する期間が長引くのではないかと思ったんですよね。

小規模校ならもしかすると、「あの子誰?」が話題になることが増えるかもしれない。

マンモス校なら同じクラスにならなければよく分からない子も多いだろうし、「あの子誰?」感は薄れるのではないかと。

うちの子のようなタイプを持つ親の心配のタネは、少しだけ和らぐのではと思います。

転勤族が多い地域を選ばなくても、マンモス校は比較的、児童の入れ替わりが多いです。
そういう学校は、先生の対応が慣れているのでそこもちょっと安心材料に。

ただ実際のところ、小規模校でも転校生にとって良い学校はあるし、受け入れ態勢が整っているところもあります。

児童数が少なければ保護者の把握も早いですし、古い地域の「みんなで子育て」に似た感覚を持っている学校もあります。

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先生が子どもの名前や性格を知るのも早いでしょうしね。

見知った土地でない限り、小学校選びは「行ってみなきゃ分からない」というのが正直なところです。

ネットでの評判がまったく見当はずれなこともあるし、合う合わないもありますしね。

それでもたぶん、私が次に他地域で小学校を選ぶとすれば、マンモス校を選ぶと思います。

なぜって、リスクをちょびっとでも減らせるかなと思うから。

結局は通ってみないと分からないけど、それでも少しでもいいから安心したいっていう親のエゴ。

転勤族がマンモス校を選ぶことのデメリット

マンモス校ということは、子育て世帯の需要がその地域にあるということで、つまりはその地域が人気だということです。

人気になるのはそれなりの理由があるわけで、「子どもがいる家庭に人気」ということは、教育環境が人気の理由になっていることが多いんですね。

・教育水準が高い

・文教地区である

みたいな。

基本的には、親の教育水準が高い→子どもに対して教育熱心である→子どものレベルが高い、という流れに。

そうなるとですね、ちょっと頑張ったくらいでは評価されにくいという現象がおこります。

スポーツをがんばっても、クラブチームに入って毎日のように練習している猛者がいる。

対抗するためには同じようにクラブチームに入って、ガツガツと練習しないといけない。

勉強をがんばっても、幼いころから塾に入って真剣にやりこんでいる猛者がいる。

同じレベルになるためには、取り組み方や時間をかけなければいけない。

周りの子たちのレベルが高いので、ちょっとやそっと頑張ったくらいでは1番にはなれません。

顕著な例が中学校の内申点でしょうか。

人気のある地域の中学校では内申点が取りにくく、高校進学時に自分のレベルに見合った学校に行けないということもあるある。

内申点を取りたいのであれば、それこそ1年生のころから授業態度や先生へのアピールなど、さまざまなことに気を配らないといけません。

中学生なんてまだ小学生に毛が生えただけの子どもなのに、内申点のために行動しないといけないというのは酷な話。

また高校進学を機に引っ越しをしようと思っている場合は、厳しい中学校の内申点を提出しなければいけないので、これもまた不利になってしまいます。

人気のある学区の内申点問題は意外と深刻なので、大きなデメリットだなと思います。

この内申点問題を回避するために、マンモス校では中学受験組がけっこう多いです。
わが家は郊外ですが、それでも他地域に比べると多いほう。
都心に限った話ではないんだと思います。

でもその分、子どもがやる気になれば学力をあげられるというのもまた事実。

負けん気が強くやる気があれば、高い理想に近づくことも可能なのではと思います。

まとめ

前述したように、うちの子は内向的で消極的。

小規模校に行ったとき、合う子がいなかったときに居場所がなくなるんじゃないかということも危惧していて、マンモス校なら一人くらいは気が合う子がいるだろうって思っちゃうんですよね。

そういう点でも、リスクヘッジになるかなと思ったり。

どちらにしても、実際に通ってみないと分からないことってたくさんあります。

ですが、どちらがより安心材料が多いか、街並みを見てどちらに住みたいと思うかで選んでみるのもいいかもです。

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