夏休みの終了間際になって「ヤバイ!自由研究がまだ終わってない!」
「宿題は大丈夫って言ってたじゃん!なんで?!」
冷や汗をかく経験って、小学生ママにはあるあるじゃないでしょうか。
問題集ならまだしも、自由研究はテーマ決めからも、実際に取り掛かってからも、意外と時間がかかってしまうもの。
ということで、夏休みギリギリに「まだ自由研究やってない!」そんなときでも間に合うテーマをまとめてみました!
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夏休みギリギリでも間に合う自由研究のテーマ
ギリギリでも間に合うものは、簡単にできてしまう実験や観察などになりがちです。
低学年であればそれでいいんですが、高学年の場合はちょっと簡単すぎるので、手抜き感があるかもしれません。
そういう場合は、実験後や観察後の考察をしっかりしたものにすると、自由研究の完成度がアップします!
ジュースの濃度比較の自由研究:1日で終わる
・果汁100%のジュース(濃縮還元) 100ml程度
・透明なコップ(冷凍できるもの)
この実験は、そのまま飲むジュースと、一度凍らせてから溶かしたジュースの濃度を比較するもの。
イメージ的には、濃縮還元ジュースの原液を取り出そうとしてみるっていう感じでしょうか。
手順は以下。
1、果汁100%のジュースをコップに入れて冷凍庫で冷やす。
※ガラスコップでは割れてしまうことがあるので、注意して下さい。
2、凍った状態のジュースを取り出し、常温で溶かす。
3、半分ほど溶けたら、溶けた水分のほうを別のコップにうつす。(これが抽出液で濃厚)
夏場にお茶やジュースをペットボトルで凍らせて外出して、溶かしながら飲んでたら最後の方はもうカスカスってことありますよね。
これと同じことを実験でやってみようっていうものですね。
なぜこんなことになるのか?
ポイントは、ジュースに含まれる糖分と水分の、溶けるときの温度が違うからです。
溶けるときの温度のことを「融点」といいますが、この温度は糖分のほうが高く水分のほうが低い。
ジュースを溶かすとき、糖分のほうが先に溶けるから先に溶けたほうは濃厚で甘いんですね。
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卵と酢の実験で自由研究:2日で終わる
・生卵
・お酢(卵がかぶさる程度)
・キッチンペーパー
お酢は卵の殻を溶かす作用があります。
そのため、お酢の中に卵を入れておくとぷよぷよとしたスケルトンのような卵になります。
よりきちんと実験したい場合は、どのくらいの大きさの卵を使ったのかを測って記録しておくといいです。
手順
1、卵とお酢を入れる容器をきれいに洗う。
2、乾かした容器に卵を入れて、卵が浸かるまでお酢を入れる。
3、ホコリが入らないように、キッチンペーパーなどでフタをして冷蔵庫で2日放置。
※卵から気泡が出ていることを確認する。
4、2日後に殻が溶けて、薄皮だけになれば成功。
低学年の場合は「こんなふうになりましたー」でいいかもですが、高学年の場合はもう一捻り。
実際にやってみると気づくかもしれないですが、この実験での疑問点は
・なぜ卵の殻がお酢で溶けるのか?
・溶けた後に元の卵の大きさよりも大きくなるのはなぜか?
このへんを、自由研究のまとめで調べてみるといいかなと思います。
ざっくりとした回答ではありますが、「なぜ卵の殻がお酢で溶けるのか?」について。
卵の殻は約94%が炭酸カルシウムでできていて、酢(酢酸)と反応することで二酸化炭素が発生し溶けます。
卵をお酢にいれたときの気泡は、二酸化炭素ですね。
そして、殻が溶けて薄皮だけになった卵は、小さい穴から水分が入り込むためもとの大きさよりも大きくなります。
この実験で使ったお酢や卵は、「害があるわけではないが食べるためのものではない」とのこと。
使った後はなるべく口にはしないように注意です。
上昇気流をつかまえる自由研究:1日で終わる
・ビニール袋
・細い糸(手芸用)
・シャボン液
・シャボン玉を吹くためのストローなど
風のある日に建物がL字に曲がった場所では、上昇気流が発生していることが多いです。
糸をつけたビニール袋や、シャボン玉などを飛ばして上昇気流をつかまえてみる実験です。
高学年の場合は、上昇気流をつかまえるだけではなく、上昇気流を利用したものを調べてみるのもいいかもしれません。
・永久に飛び続ける紙飛行機
・エコ建築(エアサイクルの家)
・パラグライダー
「どんな風の流れができるから上昇気流が利用されているのか」「上昇気流の仕組み」などを合わせて考えると、しっかりとした自由研究になるんじゃないでしょうか。
まとめ
1日もしくは2日で終わらせられる自由研究を集めてみました。
実験自体は簡単なものが多いので、どんなまとめ方にするかで難易度を分けていくといいかなと思います。
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