豆まきの正しいやり方とルールは?子どもと楽しむなら知っておきたいこと

小さい子どもにとっては楽しみなイベントの一つである節分の豆まき。

自宅で2月3日に豆まきをするっていう方、子育て中の方には多いんじゃないでしょうか。

でも豆まきのやり方って、あらためて聞かれるとあやふやなことも多いんですよね。

(‘ω’)「あれ?豆をまくだけでいいんだっけ…?」

どうせ豆まきをするのなら子どもに正しい知識を教えられるように。

豆まきの正しいやり方やルールについてまとめてみました!

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豆まきの正しいやり方やルールは?徹底解説!

もともと「節分」というのは、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを言い、季節の分かれ目をさす言葉でした。

2月3日の節分は、ちょうど立春の前日にあたる日。旧暦では大みそかにあたります。

昔から厄をはらい、新年の幸せを願う行事が行われてきましたが、今では節分だけが残っています。

節分の豆まきは、宮中で行われていた『追儺(ついな)』という鬼払いの行事が広まったもの。

こうやって聞くと、古くから日本に伝わる伝統的な風習であるにもかかわらず、意外と知らないことが多いんだなって思いますよね。

さてでは、

・豆まきの手順

・どんな豆をまく?

・鬼はなぜやっつけるの?

などなど、豆まきの正しいやり方から、子どもが疑問に持ちそうなことまでまるっとまとめてみます!

節分の豆まきの手順は?

まずは窓やドアなどをすべてあけて、玄関から一番遠い部屋から始めます。

「鬼は外!」の掛け声で、外に向かって2回豆をまいたらすぐに窓を閉めて鬼が入ってこないようにシャットアウト。

鬼が戻ってこない状態にしたら今度は「福は内!」と、家の中に向かって2回豆をまきます。

奥の部屋から始めていって、最後は玄関で終了です。

節分の豆まきのときのかけ声は?

一般的には「鬼は外!福は内!」のかけ声が代表的。

子どもたちが幼稚園などで使うかけ声もそうですし、私が小さい頃にしていたのもそう。

ですがこのかけ声も、地域によって差がけっこうあるんですよね。

「鬼は内!」のかけ声の豆まき

鬼をまつっている神社では、「鬼は内!」というところもあります。

鬼をまつる神社は全国的にもかなり少なく、

・埼玉県 鬼鎮神社

・青森県 鬼神社

などなど。

お近くの方は節分のときに行ってみると、珍しいかけ声が聞けるかもです。

「福は内!」だけの豆まきのかけ声

そして中には、「鬼は外」を言わずに「福は内!」だけのかけ声であるところも。

愛知県の大須神社は、寺宝が鬼の面であることから「鬼は外」を言わないそうです。

豆まきで使うのは福豆でいい?

豆まきに使うのは、炒った大豆である「福豆」が代表的。

正しい方法は、

・福豆を枡に入れて、前日に神棚においておく

・神棚がない場合は、目線より高い位置に白い紙を置き、そのうえで福豆をお供え

古くから、穀物には霊力が宿ると考えられてきました。

こんなふうに神様の力がこもった福豆なら、効果抜群かもです。

福豆と桃の関係って?

スーパーなどで節分用の豆を買うと「桃」の字が書かれてることがあります。

あれ?と思ったことはないでしょうか。

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これは古事記の中での話が起因になっていて、節分の豆は桃の代わりっていう話からなんですよね。

古事記の中で、イザナミノミコトが鬼に向かって桃を投げるという場面が出てきます。

桃には鬼を退治する力があるといわれていて、だから鬼は桃が苦手なんですよね。

「節分の豆は桃のかわり」と言われているのは、こういうのが由来になっています。

節分の豆は神主さんが祝詞をあげてくれているものも多く、その祝詞は「桃の霊力をこの豆に授けてください」というものだそう。

どうせ節分豆を買うならぜひ、ちゃんとしたものを使ってみたいですね!

節分の豆の正しいまきかたは?

枡があれば枡がいいですし、なければ何かの入れ物に豆を入れましょう。

左手に豆の入れ物をもって、胸の高さくらいにスタンバイ。

右手で下からまくようにするのが正しい方法です。上投げは危険。

節分の鬼役はだれがやる?誰でもいいの?

わが家では、旦那さんがいれば旦那さんが鬼役。

旦那さんがいなければ私が鬼役っていうことになってます。

が、もともとは一家の主である人物が鬼を追い出す役わりなんですね。

本当は旦那さんが中心になって豆をまいて、逃げ出す鬼役は違う人。(母になるよね)

ただ役割分担はなかなか難しいですしね、「鬼役の人」ではなく「鬼」をやっつけるという意識を、子どもには持っておいてほしいところ。

節分の鬼に関するあれこれ。知っておくと役に立つ節分知識

架空の生き物である鬼。

昔から、目に見えない恐ろしいことや災害、病気や飢饉などは鬼のしわざだとされてきました。

日本の昔話にもよく登場するように、悪いものの代表格です。

節分のとき鬼はどこからやってくる?

鬼は牛(十二支では丑)のツノと、虎(十二支では寅)のキバを持っています。

方角を十二支にあてはめると、丑寅の方角は北東。

ということで、鬼が住むのは北東と言われ、丑寅の鬼門の方角である北東からやってくるといわれています。

節分の豆まきは何時におこなうのがいい?

前述している「丑寅」を時間であらわすと、ちょうど夜中にあたります。

そのため、豆まきは夜に行うのが良いとされています。

ただ、小さい子供がいる家庭ではなかなか夜に豆まきって難しい場合もありますよね。

そんな場合は、無理のない範囲内で、夕方くらいに行ってもいいのではないかと思います。

豆まきではなぜ鬼をやっつけないといけないの?

豆まきで「助けてー!」と逃げていく鬼を見て、かわいそうと感じる子どもも少なくはないはず。

(‘ω’)「なんで鬼をやっつけないといけないの?」

鬼は古くから、邪気の象徴のような存在です。

季節の変わり目や年度の移りかわりなど、節目の時期には邪気が入りやすいといわれていたんですね。

体調も壊しやすい時期ですしね。

そこから身を守り福を招くために、邪気である鬼に豆をぶつけて追い払うということをしてるんですね。

「泣いた赤鬼」のように、本当は良い鬼なのに人間に理解されないって絵本もときおり見かけます。

感受性が強い子だと、絵本と豆まきをだぶらせて考えちゃう子もいるかもですね。

まとめ

調べてみると、けっこう知らないことの多い節分の豆まき。

知っておくと子どもに教えてあげられることも多いので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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