結婚式などの祝い事の席でよく見かける光景といえばこれ。
(‘ω’)「かんぱーい!」カチーン♪(グラス音)グビグビグビ
フォーマルな場面でなくても、久しぶりに会った友達との場や家族との食事の場など、いたるところで見かけます。
お祝いにふさわしいワンシーンですが、お酒が飲めない人からすると「これどうしたらいいの?!」と。
結婚式での乾杯のときのマナーをまとめてみました!
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結婚式の乾杯でつがれたお酒は飲まないとダメ?
乾杯の字は「杯を乾す(ほす)」つまり空にする書きます。
しかも全員が立ち上がって飲み干す人も多いし、アルコールが苦手な人にとっては「このお酒どうしたらいいの?」となっちゃいますよね。
でもご安心を!
乾杯のときのお酒は飲み干す必要はなく、一口飲むだけでもいいし、口をつけて飲む真似をするだけでも大丈夫。
ただし、お酒が飲めないからといって乾杯に参加しないのはマナー違反。
飲むつもりはなかったとしても他のみんなと同じように、グラスにお酒を注いでもらって乾杯のしぐさをしましょう。
中国では「乾杯」は飲み干すこと?!
日本の場合はこんなふうに、「乾杯なんだからお酒が苦手でも飲め!」というマナーはありません。
ですがところ変わって中国では、乾杯は飲み干すことという意識があるようです。
中国での「乾杯」は「干杯」と書くこともあり、乾杯をしたら飲み干すというのがマナー。
しかもそこで出されるお酒は50度を超える強いお酒だというハナシ。酒豪。
乾杯はグラスを鳴らすのが一般的?本来のマナーは
友人とお酒を飲むときは、みんなとグラスを合わせてカチーン♪と鳴らすことも多いですよね。
結婚式の乾杯のときも、同じ席についている人みんなとグラスを合わせる方もいます。
わざわざ自分のところまで来てもらうと、なんとなく嬉しい気持ちになるものなんですが、正式な場ではグラスを鳴らさなくても失礼にあたるわけではありません。
周りの人とのアイコンタクトでをして、グラスを鳴らすことに代えるのもOKです。
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結婚式ではグラスを鳴らさないのがマナー?
結婚披露宴や正式な晩餐会のようにフォーマルな席では、グラスを合わせないのが国際的なマナーにもなっています。
引用:『社会人の基本マナー大全』岩下宣子著
グラスが傷ついてしまうことを配慮して、また大きな音が出てしまうことへの配慮として、グラスは鳴らさないようにするというマナーも。
友人同士での集まりや二次会などのくだけた場所では、グラスを鳴らすことは盛り上がりの一つなので良いかなと思いますが、格式高い場面では避けたほうが無難かもしれません。
ただ、グラスを合わせようと来てくれた人を拒否するのは、その人に対して失礼だと思うんですね。
せっかくのハレの日、マナーだけを重視するのではなく、臨機応変に対処することも重要です。
☆グラスを鳴らすことの由来は?☆
ここで気になるのは「なんで乾杯のときにグラスって鳴らすんだろう…」
この習慣の由来は諸説あります。
古代ギリシャ:グラスをぶつける音で悪魔祓いをした
中世ヨーロッパ:毒殺を避けるため、グラスを合わせて酒を混ぜた
現代でもグラスを合わせながら乾杯するシーンは、世界中で見ることができます。
結婚式の乾杯のマナーまとめ!
グラスの持ち方
親指と人差し指と中指で、グラスの脚部分の上部を持ちます。
着物を着ているときは、もう一方の手を、グラスを持った手の袖口に軽く添えます。
これは着物の袂が汚れないようにするためのものですね。
乾杯の手順
「乾杯!」までのスピーチの間は、グラスを胸の高さくらいに持っておきます。
乾杯の音頭ともに、「乾杯!」を声を出しグラスを目線の高さまであげます。
周りの人とアイコンタクトをしたら(微笑みながら少し会釈などがよくある)、一口飲むか、飲むふりをして静かにグラスを置きます。
グラスをあてる場合は、グラス同士が軽く触れ合う程度にとどめます。
相手が目上の方の場合は、相手のグラスよりも自分のグラスを少し下げるように配慮します。
まとめ
・乾杯のときのお酒は無理に飲み干す必要はない
・乾杯のときのグラスは鳴らさなくてもいい
友だち同士の場合とフォーマルな場面では、守らなければいけないマナーが違うもの。
相手に失礼がないように、気を悪くさせないようにというのがマナーの基本なので、「こうしなければならない」よりも「こうしたほうが相手の気分が良いかも」と考えるといいかもしれません。
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