夏休みの宿題で、親の頭をもっとも悩ます自由研究。
子どもの好きなことに取り組ませるのが大前提ですが、学校で習うことに関連をもたせると、なおのこといいですよね!
小学校6年生の社会科で習う「ユニバーサルデザイン」について、たっぷりと時間がある夏休みにまとめてみるのはいかがでしょうか。
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小学生の社会の自由研究「ユニバーサルデザイン」の調べ方とまとめ方
6年生の社会では、「ユニバーサルデザイン」と「バリアフリー」を同じ単元で習います。
混同しやすいのでテストに出題されることも多いのですが、厳密には少し意味が違います。
ユニバーサルデザイン:文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、能力などにかかわらず、出来るだけ多くの人が利用できることを目指した建築・製品・情報などの設計
バリアフリー:対象者である障がい者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態
引用:ウィキペディア
バリアフリーは対象者が障がい者や高齢者であるのに対し、ユニバーサルデザインはすべての人が対象です。
障がいを持つ人が使いやすいものは、誰が使っても使いやすいものであるということで、少しのアイデアで暮らしの不便さをなくす工夫が増えてきています。
身の回りにあるユニバーサルデザイン一覧
自由研究のテーマにするにしても、「身の回りにそんなにあったっけ?」と思っちゃうと考えにくいですよね!
代表的なユニバーサルデザインをまとめてみました。
ユニバーサルデザインの代表的なものが、シャンプーとリンス。
同じデザインのボトルなので、目が悪い人には区別しづらいという不便さがありました。
目が開けられないときでも、シャンプーの容器にはボコボコがついているので区別しやすくなっています。
こちらも間違えやすい、サランラップとアルミホイル。
ラップには、ケースに「W」の文字が浮き彫りになっています。
よく見ないと分からないですが、触ってみると確かに違いが…!
同じ形をしている1リットルパックですが、牛乳パックの屋根のところに丸い切り欠けがあります。
この切り欠けは開け口の反対についているので、どちらから開けるかを迷うこともありません。
わが家のエアコンのリモコンには、停止ボタンに凹凸が。
「5」のチャンネルボタンや「再生」ボタンに凹凸がついている場合もあります。
同じように、プッシュボタン式の電話には「5」に凹凸があります。
目の見えない人が同じ形の別の飲料と間違えないように、また子どもが勘違いして飲むことのないように区別しています。
片側にだけメモリがついている定規は、左利きの人にとっては使いにくい不便なもの。
両側に、左から0が始まるメモリがあることで、右利きでも左利きでも使いやすくなります。
子どもの筆箱に入っているものさしは、ユニバーサルデザインでしょうか?
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その他にも、自動ドアや多機能トイレ、大きい料金投入口がついた自動販売機など、公共の場でもユニバーサルデザインはたくさん発見できます。
様式や形によるものだけでなくても、色使いや音によるユニバーサルデザインもあるので、少し意識をもって探してみるだけでも見つかりそうですね!
ユニバーサルデザインに関する自由研究のテーマ
身近なユニバーサルデザインを探してその工夫を探る
家の中や家の近所などで、ユニバーサルデザインを探してみよう!
見つかったら、どんな工夫がなされていて、どんなときに使ったら便利かを考えてみるといいですね。
家の外で探すときは、手作り地図を作ってユニバーサルデザインマップを作成するのもいいかもしれません。
ユニバーサルデザインを自分で考えてみる
どんな人でも使いやすいものを自分で考えて、設計図を書いてみるのはどうでしょうか。
もし自分で作れそうなら、実際に作ってみるのもいいですね!
生活するうえでどんな不便があるのか、家族の人にインタビューしてみてもいいかも。
間違えやすいものを使いやすくする方法を考えてみる
身の回りには、形が似ていて間違えやすいものがたくさん。
何気なく使っているものでも、いそいでいるときに取り出し間違えることは少なくありませんよね。
家族が便利に使えるようなアイデアを考え、使ってもらうのもいいですね!
・からしやショウガのチューブ
・しょうゆやソースのボトル
・塩と砂糖
たくさん見つけてみてください!
ユニバーサルデザインの自由研究はどうやってまとめる?
言葉だけで説明するよりは、写真や絵を使うと伝わりやすくなります。
ユニバーサルデザインを紹介するときは、大まかでいいので分類わけすると分かりやすいです。
・用途別
・一番便利に使える人別
・見つけた場所別
今回のような調査をする自由研究の場合には、以下。
・調べたいこと
・調べる方法
・わかったことや気づいたこと
・参考文献など
「わかったことや気づいたこと」に関しては、いくつかに分けて、「分かったこと」で見つけたユニバーサルデザインを、「気づいたこと」でまとめをするのもいいですね!
まとめ
ユニバーサルデザインは、不便さや不自由さを少なくするための工夫です。
実際に使ってみて不便さが解消されていることが分かると、それを作った人の優しさに触れているような気がして嬉しくなることもあります♪
ユニバーサルデザインの中には、知っていないと便利に使えないものもあります。
クラスの子どもたちに伝える気持ちで取り組んでみるといいですね!
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