うちの子が行っている小学校では、3年生から音楽でソプラノリコーダーを使います。
そして中学校からはアルトリコーダー。
ソプラノリコーダーは細く短い笛で、高い音が出ますが、アルトリコーダーは逆。
太く長い笛で、低い音が出ます。
「管の長さや太さが、音の高さに関係するんじゃないの?」
リコーダーの練習をしているとこんなふうに、音の違いについて疑問に思う子もいるはず。
夏休みの自由研究には、身近にあるストローを使って手作りの楽器を作って、その謎を解明してみましょう!
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小学生の自由研究にストローで楽器を作ってみよう!作り方とまとめ方
作ってみたいのはストロー笛。
自由研究としても実験や調査をすることができるし、工作課題としても提出することができるので一挙両得!
とはいうものの、「ストロー笛ってなんだ?」と思う方もいることでしょう。
なにやら非常に原始的な感じがしますし、そもそもどうやって音を出すんだ?と。
ストロー笛はとっても簡単で、もっともシンプルなのは「ストローを折る」というだけのもの。
自宅にあるストローをこんなふうに折り曲げて……。
下唇にストローをあてて息を吹き込むようにすると、ぴゅーっと音が出ます。
くわえて息を吹けば鳴るというわけではないので、音の出し方が少し難しいかもしれません。
ですが大人なら数回吹いてみればコツがつかめるので、子どもでも数分練習してみれば、良い音が鳴るようになるはず。
折り曲げるだけで簡単なので、一度吹いてみるといいですね!
自由研究で作るストロー笛で何を調べる?研究テーマ
子ども自身が「こんなことを調べたい!」というのがあればもちろん、それが一番!
もし悩むようであれば、参考にしてみてください。
・同じ長さのストロー笛はいつでも音の高さが同じ?
・吹く息の強さで音の高さは変わる?
・同じ長さでストローの太さが変わると音は変わる?
・高い音と低い音はどちらのほうが音が出やすい?
シンプルな楽器なだけに、気づきは多いかと思います。
発見がたくさんあれば、自由研究の内容は濃く充実したものになると思うので、何本かのストローを使って気づいたことをまとめるようにするといいですね!
小学生の自由研究で作るストロー笛の作り方
折り曲げるだけでも音が出るのでそれでもいいんですが、より楽器の形に近づけるにはひと手間かけてみましょう!
使うのは
・クリップ
・ライター
・ストロー
・厚紙
使うクリップは、書類を束ねるような金属のもの。
紙2~3枚を固定するための細いクリップではだめなので、ご注意ください。
このクリップで、ストローをはさみます。
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そして挟んだ先のストローをハサミで切り、切り口をライターで熱して溶かしてくっつけます。
※熱したクリップや切り口が熱くなるので注意!必ず大人と作るようにしてください!
するとこんなふうに、一方がくっついているストローが出来上がります。
次はできあがったこのストロー笛を吹いて、音を確かめます。
家にピアノがある方はその音と比べて、ストローから出る音の音階を調べてみるといいですね!
思ったような音が出ない場合には、ストローの吹き口を切って長さを調節することで音の高さが変わります。
微調整しながら、思い通りの音に近づけていってみましょう!
この繰り返しで、いろいろな長さのストローを作って、それぞれどんな高さの音が出るかを調べていきます。
それが終わったらストロー笛の長さを測り、出た音とともに記録していきましょう。
ストローで楽器作り!調べ方とまとめ方
この自由研究での調査目的は、「ストローの長さと音の関係」というのがメインになります。
ストローの長さと音階を表にして記載するといいかなと思います。
ストロー笛は、短くなるほど音が高くなり、長くなるほど音が低くなります。
ワンオクターブ違うと、長さも約半分ほどになります。
まとめ方は
・研究の目的・知りたいこと
・調査の方法
・調査に必要なもの
・調査の予想
・調査の結果
・調査をして分かったことや気づいたこと
・まとめ
ストロー笛の写真を使って調査結果を作成すると、より分かりやすくなります!
応用編:メロディー笛も作れる
音階ごとのストローの長さが分かったら、メロディー笛を作ることもできます。
まずは楽譜を用意。
吹きやすい笛を作るためには、その楽譜にあるすべての音の数だけストローを用意すること。
例えばチューリップの楽譜なら
♪~ドレミ ドレミ ソミレドレミレ♪~
なので、ドのストローは3本、レのストローは5本、というふうに。
ストロー笛が揃ったら、次は厚紙にストローをはりつけていきます。
ストロー笛どうしの間には、普通のストローを挟むようにすると吹きやすくなります。
こんな感じで、互い違いに貼り付けていきます。
端から順に吹いていけば、楽譜通りの音が出るという仕組み。
まとめ
楽器作りは子どもが楽しめるうえに、学習としても役立つ気づきがあります。
親も子も楽しみながら作ることができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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