わが家のように、実家からも義実家からも離れた場所に住んでいる場合は、正月や夏休みなどの長期休暇には帰省するのが定番です。
年末年始の帰省は、だいたい12月下旬から1月上旬。
子どもと旦那さんの休みに合わせて帰省することが多いんですが、そうなると年賀状の確認ができません。
帰省中で年賀状の確認が遅れるとき、どうやって対応するのが正しい?
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年賀状の確認が帰省中で遅れる!どうするのが正しい?
最近は年々、年賀状のやり取りが減ってきていると言われています。
郵便局での年賀状の発行枚数は、ピークだった2003年の約44億枚が2019年には約24億枚に。
若い世代では特に、年始の挨拶手段が、年賀状からメールやラインに変わってきているのも一因かなと思います。
実際、わが家でも年賀状の枚数は非常に少ないです。
束のような年賀状を受け取っていた私の父に比べて、旦那さんの年賀状なんてギリギリ輪ゴムで止められるくらいのもの。
会社関係からの年賀状がほとんどないというのも、減少に拍車をかけています。
とはいうものの、やはり仕事関係で出さないといけない相手もいますし、私のママ友関係において、出しておかないと今後が気まずいという方もいます。
少ないとはいえ、それなりに年賀状のやり取りをしないといけない相手もいるんですよね。
帰省先がすぐに帰れる距離であれば、元旦に一度自宅に帰って確認することも可能。
ですがわが家のように「車で数時間!」「新幹線で数時間!」という距離感だったら、気軽に確認というわけにはいきません。
まずは、「出していない人から年賀状が来る」という状況を、できるかぎり減らしておくことからです。
年賀状を出す相手を調べるときは数年さかのぼる
わが家の場合は、「こちらからは出したけど相手からは来なかった」というケースについてはまったく問題ないので、来る可能性がある方には先に出しておこうという方針です。
ただそれについても取捨選択があって、友だちなどの気を使う必要があまりない人は除外します。
つまり、もらったのに出していない状況がマズイという方のみですね。
去年もらっていないからといって、今年もないとは限りません。
だいたいは前年度分の年賀状を確認して、もらった人には出すというのが一般的ですが、2年前くらいまではさかのぼって確認するようにします。
年賀状を保管しておかないといけないので面倒ですが、気まずくなるよりマシです。
会うことがないと思うママ友には、自発的に出さないという選択も。
年賀状が帰省先に届くように転送届を出す
確実なのは、年賀状が帰省先に届くように転送届を出すこと。
これは引っ越しをしたときに使う手段ですが、年賀状を別の住所に届けたいときに利用することも可能です。
この場合、旧住所が今住んでいる住所、新住所が帰省先になります。
・郵便局で転送届を提出する
・郵便局のウェブサイトからインターネットで届け出
どちらの方法でも手続きをすることができます。
届け出が実行されるまでに、約1週間かかると言われているので、12月中旬過ぎには手続きをしておくと安心です。
ちなみに転送届には「転送開始日時」を記載する欄があるので、開始日程を指定することができます。
そして帰省先から帰ってくると、もう一度転送届を出す必要があります。
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転送の解除や中止という手続きはありませんが、現在、旧住所から新住所あてに転送されている場合で、旧住所に戻ってお住まいになられた方については、改めて転居届をご提出いただくことにより、新住所への転送を中止し、旧住所へ配達(新住所から旧住所へ転送)させていただきます。
引用:郵便局HP
形式的には、新住所へ引っ越しをしてまた旧住所へ戻ってきたということに。
新住所から旧住所への転送という手続きになるので、郵便が届くのが少し遅くなってしまうことも考えられるかと思います。
そして転送届が受理されるまでの期間中は、重要書類でも「転送不要」と書かれていないものに関してはすべて帰省先に送られてしまいます。
ゆうパックなどの、郵便局を利用した荷物も帰省先に届いてしまうことに。
もともとは転居を前提としているサービスなので仕方ありませんが、少しタイムラグが発生することも知っておきましょう!
帰省中に出していない人からの年賀状にはどのように対処する?
年明けすぐであれば、年賀状として返信を。
年が明けてだいぶ時間が過ぎてしまった場合には、寒中見舞いで返事を書くのが一般的です。
寒中見舞いを出す時期は、正月松の内(1月7日ころ)が過ぎてから立春(2月4日ころ)までの期間。
もともとは寒さが厳しい時期に相手の体調を気遣う季節のあいさつ状ですが、最近では、年賀状を出し忘れた際に使われることも多いです。
帰省中で返事が出せなかった年賀状への寒中見舞いの例文
帰省していなければすぐに返信をしてOKですが、帰省中だと自宅へ戻る日程も遅くなりがち。
「もらったけど帰省中で返事ができなくてごめんねー」
と軽く言える相手もいれば、しっかりと丁寧に謝罪をしなければいけない相手もいますよね。
帰省中で確認ができず、返事をすぐに出せなかった年賀状の代わりとなる寒中見舞い。
どのように書けば良いでしょうか。
寒中見舞いの文章構成はだいたい決まっていて、定番通りに書けば問題ないかなと思います。
・時候の挨拶
・エピソードや近況報告
・相手を気遣う言葉
・締めの言葉
今回の寒中見舞いは年賀状の返事なので、遅れてしまったことの謝罪や年賀状をいただいたことへのお礼を文中に入れるといいかなと思います。
出し忘れた年賀状への寒中見舞いの文例
寒中御見舞申し上げます
寒さが一層厳しい季節になりましたが いかがお過ごしでしょうか
先日はご丁寧な年賀状をいただき まことにありがとうございます
年末より帰省しておりましたため 新年のご挨拶が遅れてしまいましたこと 深くお詫び申し上げます
今年も変わらぬご指導のほど よろしくお願いいたします
厳寒の折 風邪など召されませぬようご自愛くださいませ
寒中御見舞申し上げます
朝晩の寒さが身に染みる季節になりましたが 皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます
先日はご丁寧なあいさつ状をいただき まことにありがとうございます
健やかに新年を迎えられたご様子 何よりと存じます
年末より帰省しておりましたため 新年のご挨拶が遅れましたこと なにとぞお許しください
今後も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願いいたします
厳しい寒さが続きますので どうぞご自愛くださいませ
まとめ
・前もって、年賀状をくれそうな人には出しておく
・転送届を出すのも方法の一つ
・出していない人から年賀状を受け取った場合は寒中見舞いで返信を
帰省していると自宅の郵便物の確認ができないのはとても不便。
ですが、それぞれの場合において対応策はあるのでそれほど不安にならなくても大丈夫です。
ぜひぜひ良い新年を!
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