わが家でも子どもにはいくつか習い事をしているんですが、始めるときはテンションも高くてホイホイっとできるんですが、辞めるときはなかなか大変。
どんな理由であれ、先生に辞めるのを伝えるって言いづらいものです。
決めたこととはいえ、辞めるときの言いにくさや辞めた後の後味の悪さはどうしたってあるもの。
ですが、マナーをきちんと守って伝えることで、できる限り角を立てずスムーズにやめることができます。
子どもの習い事を辞める時のあいさつ文例とマナーの紹介です!
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子どもの習い事をやめる理由は言いづらいからこそマナーを
子どもの習い事をやめる理由は人によって様々ですが、どれにしても、先生に積極的に伝えたくなるようなものではありません。
・子どものやる気がなくなった
・高学年になって習い事の優先順位が変わった
・他の習い事を始めたい
・金銭的な問題
・部活動などを優先させたい
・習い事よりも勉強や塾を優先させたい
加えて、子どもの年齢が上がっていくにつれて、習い事を整理する時期もあります。
小学校高学年になると、中学校に向けて塾に通い始める子も増え、習い事との両立が難しくなることも。
中高生になると、部活や塾、さらに受験などで、習い事に割く時間がそもそも足りないという場合もあります。
どうしたって、優先順位の低い習い事を辞めるしか方法はありません。
仕方のないことではあるものの、それを先生に伝えるのはけっこう勇気がいるもの。
ずるずる続けてもいいことはないって分かってはいるけど、辞めるのって「この習い事は他に比べて優先度が低いです」と言っているようなもんじゃない?と。
失礼なんじゃないかと思い始めると、どんどんとタイミングを失ってしまうんですよね。
ですが習い事の先生だって、今までに子どもを何人も見てきて、何人もの子たちが辞めていっているはず。
自分が教えている習い事の優先度が、年とともにどう変化するのかって、把握しているでしょう。
習い事によって、「これくらいの学年で辞めることが多い」ってありますもんね。
高学年になるとだんだん、他のことにシフトが始まるんですね。
辞めると言いづらいからこそマナーが大事
辞めるって言いづらい。でもだからこそ、マナーが大事です。
これもちろん、先生に失礼がないようにっていうことでもありますが、自分の気持ちがすっきりすることでもあるんですよね。
「こちらからの礼は尽くした」と思えると、気持ちがかなり楽になります。
マナーはそもそも、相手が嫌な気持ちにならないためのもの。
でも同時に、自分ができるだけのことはやったという自己防衛でもあるような気がします。
先生に対して後ろめたさを感じてしまう場合は特に、マナーを大事にしてみてください。
子どもの習い事を辞めるときに必要なマナー
ではまず、辞めることを伝える前に知っておきたいマナーのおさらいをしてみましょう!
子どもの習い事の形態(多人数なのか個人なのか)によっても、対応は違うかと思います。
どのような習い事なのかによって、アレンジしてみてください。
習い事を辞めると伝えるタイミング
入会時に規則がある場合は、まずそちらをチェック。
規則がない場合は、1か月前までに伝えるというのが一般的です。
「今月で辞めます」「今日で辞めます」というのは、先生に対して失礼です。
辞める時期が早めに分かっていれば、新しい生徒の募集もできるはず。
先生のほうでもいろいろな対応が必要だと思うので、余裕をもって伝えるようにしておきましょう!
ですが、きちんとした先生なら最後までしっかり教えてくれます。
これについては気にせず、タイミングが遅くならないようにしましょう。
習い事を辞める理由
例えばわが家は転勤族なので、「引っ越しがある」などの物理的に通えなくなるパターンは、非常にスムーズ。
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ですが多くの場合は、正直に言うのはちょっと言いにくい…という理由ではないでしょうか。
そんなときには、正直な理由を言う必要はありません。
「家庭の事情」「金銭的な事情」などなど、オブラートに包んだ言い方をしても問題ありません。
よほどじゃないと先生から突っ込んで聞かれることはないと思いますが、もし具体的なことを聞かれたら、無難な返答をするのもアリ。
・学校で部活が始まり、習い事の時間に間に合わなくなった
・仕事の都合で送迎ができなくなった
・受験勉強をすることになった
などなど。
引き止められたらどうする?
条件が合えば続けたいという気持ちがあるのなら、交渉して続けるのもいいと思います。
ですが辞めることが決定しているのなら、ここでブレてしまうと後が大変。
きちんと辞める意思を伝えたほうがいいかなと思います。
子どもの習い事を辞める時は対面で保護者があいさつを
子どもの習い事を辞める時は、直接会ってお礼を言うのが基本。
もしそれが難しい場合は電話やメールでもかまいませんが、きちんと感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。
習い事によって、辞めることへのとらえ方が違います。
菓子折りを持って挨拶をしなければいけない習い事もあれば、メール連絡だけでOKという習い事も。
温度差が大きいので、周りの保護者にあらかじめ聞いておいてもいいですね!
菓子折りは必要?
習い事によって差が。
一般的には、個人でお稽古しているような場合には、菓子折りを持って挨拶することが多いですね。
先生との距離感によって、辞めるときの対応も違うのだろうと思います。
詳しくはこちらでも確認をどうぞ。
≫≫子どもの習い事を辞めるときのお礼の品の金額やのしは?商品券と菓子折りどっち?
子どもからの挨拶も必要?
最後の習い事の日には、子どもからもぜひお礼の言葉を。
お世話になった人への礼儀を学べるチャンスでもあります。
辞める時の挨拶はメールでもOK?
前述したように、直接会うことが難しい場合や電話ができないときには、メールで伝えてもいいかと思います。
その際には、電話や対面以上にしっかりと丁寧に感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。
メールの後にお礼状などを出すと、さらに丁寧です。
子どもが習い事を辞めるときの挨拶文例
ポイントは
・角が立たない言葉選び
・言いにくい理由は言葉を言い換えて
文例
いつもお世話になっております。
申し上げにくいのですが、〇月いっぱいでこちらの教室を辞めさせていただきたいと思っております。
実は中学受験を考えておりまして、レッスン日と塾が重なってしまい、どうしても通うことができません。
本人はこの教室は続けたいと悩んでいましたが、家族で話し合って両立は無理だろうと、今は受験に専念することにいたしました。
親としてもとても残念なのですが、ひと段落しましたらまた再開できたらとも考えております。
その際にはまたよろしくお願いいたします。
今までご指導いただき、本当にありがとうございました。
「学校の勉強を~」「部活を~」などなど。
お世話になっております。
実は〇月いっぱいで、こちらの教室を辞めさせていただきたいと思っています。
中学校から部活を始め、毎日朝早くから遅くまで練習して帰ってくる日が続いており、自宅で練習する時間がなかなか取れていません。
本人はこちらの教室でのお稽古は好きなのですが、今は部活をがんばりたい気持ちも強く、両立を難しく感じているようです。
今までご指導いただきましたこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。
「やる気がない」「習い事が嫌になった」は、「両立が難しい」「今は○○に専念」などに言い換えると角が立ちにくくなります。
気を悪くされそうな言葉については、適宜、言い換えるようにしましょう!
まとめ
大切なのは、失礼のないように辞める意思をきっちりと伝えること。
今までに教えてもらったことの感謝は忘れず、子どもと一緒に挨拶を考えてみてくださいね。
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