進学や入学の時期である春、親戚や友人から、子ども宛に入学祝いをいただくことも多いのではないでしょうか。
入学祝いはお返しのいらないものとされていますが、もらったものへの感謝の気持ちは伝えなければいけません。
ということで、入学祝いをもらったらお礼状を出すというのが一般的なマナー。
ですが入学時期のバタバタしているとき、つい出すのを忘れてしまうということもあるあるです。
「入学祝いのお礼状を出すのを忘れてた!」「お礼を言い忘れてた!」
そんなときの対応についてのまとめです。
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入学祝いをもらったときにお礼状は必要?出すべき時期と書き方
「入学祝いをもらったら、まずは取り急ぎ電話でお礼を伝え、後日お礼状にてきちんとお礼をする」
これが、一般的なマナー本に書いてある入学祝いをもらったときの対応です。
とっても丁寧な対応の仕方で、こうしてもらって悪い気がする方はいないのではないかと思います。
ただ相手との関係性によっては、電話だけでお礼をすませる場合もあるし、お礼状だけではなくお返しの品物を用意する場合もあります。
あくまでも基本は『電話+お礼状』で、そこからはわりと、臨機応変に対応していくものなのかなと思います。
わが家の場合、私の実家の母に入学祝いをもらったときは電話のお礼を。
親戚に入学祝いをもらったときは、電話のお礼と軽く品物を贈りました。
遠慮する気持ちがある分、親戚のほうには、本来は不要であるとはいえ、お返しを贈ったほうがいいかなぁと夫婦で話し合いました。
お礼状を出す時期は、できるだけ早いほうが良いと言われています。
電話での連絡はどちらかというと「きちんと届いたことを伝える」というものなので、きちんとしたお礼はお礼状でという感じでしょうか。
お祝いを受け取った翌日に出せば、相手の手元に届くのが2日後くらい。
いただいてから1週間以内にお礼状を出すのが望ましいとされているので、受け取ってから3日以内をめどにするといいかもしれません。
詳しい入学祝いのお返しのお礼状の書き方のポイントについては、こちらを参考にどうぞ。
入学祝いのお返しのお礼状が遅くなったときの対応
子どもの入学時期には、いろいろと用意するものが多くバタバタと慌ただしくなるもの。
そのため、いただいた入学祝いのお返しのお礼状を忘れてしまうことって、よくあることなんですよね。
「お礼を言うのを忘れる」ということに関しては2パターン。
・受け取った連絡はしたけどお礼状を忘れていた
どちらのパターンでも、「思い出したらすぐにお礼を伝える」というのが鉄則です。
入学祝いを受け取った電話連絡を忘れていた場合
この場合は、送った相手としては「きちんと手元に届いているのか?」という不安もあることと思います。
電話連絡を忘れていた場合は、思い出したときにすぐに連絡するようにしましょう。
お礼状の場合はまだ言い訳のしようもありますが、電話連絡を忘れた場合はそれもなかなか難しいです。
素直に忘れていたことを詫びて、いただいたことへのお礼をきっちりと伝えるといいですね!
また、遅れてしまったとしても、電話をした後はお礼状を出すようにすると丁寧です。
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入学祝いのお返しのお礼状を忘れていた場合
マナー上は「入学祝いをもらったらお礼状」というのがスタンダードとして言われていますが、実際には、それほど常識として考えられているわけではないかなと思います。
例えば祖父母からもらった入学祝いの場合、入学式後に写真を送るついでに手紙も、ということはありますが、お礼のためだけに手紙を書くのは稀ではないでしょうか。
むしろ、よそよそしく他人行儀な対応に思えてくる方もいるのではと思います。
もし、出しても出さなくてもどちらでも良さそうな気の知れた相手の場合は、前述したように「入学式の写真を一緒に送るために遅れてしまった」というのもアリ。
「学校に慣れてから子どもにその様子を伝える手紙を一緒に書きたかったので」というのもアリですね!
気遣いが必要な相手に関しては、お礼状が遅くなってしまったことを詫びる一言をつけるようにしましょう。
文例は以下を参考にしてみてくださいね。
入学祝いのお返しのお礼状が遅れてしまったときの文例
手紙は、どのような相手に送るかで形式が変わるもの。
頭語や結語が必要なほどの相手の場合もあれば、くだけた言葉遣いのほうが自然であるような相手もいます。
どちらにしてもお礼状で必ず入れておきたいのは
・お礼状が遅くなってしまったことのお詫び
その他は、学校に行き始めた子どもの様子や自分の生活の変化など、その人に合わせたことを書いていけばよいのではと思います。
文例
相手によって語尾や季語などを変えながら、参考にしてみてくださいね!
その節は、○○の入学祝いをくださりありがとうございました。
本来であればすぐにお礼状をお渡しするところを、日々の雑事に追われ、遅くなってしまい申し訳ありません。
お心遣いの気持ちに甘え、学校で使う○○を購入いたしました。
〇年間、大切に使わせていただきます。
まだ朝晩は肌寒い日が続きますので、お体にはお気を付けください。
このたびは、○○の入学祝いをくださりありがとうございました。
すぐにお礼状を出すべきだったのですが、遅くなってしまいすみません。
いただいたお祝いで、入学式で使う○○を購入いたしました。
「私が一番素敵だった」と言って、本人もとても気に入っております。
大事に使わせていただきます。
入学式の写真を同封していますので、ぜひご覧になってください。
またお会いできるのを楽しみにしております。
拝啓
風薫るすがすがしい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
その節は、○○のために入学祝いをくださりありがとうございました。
本来であればすぐにお礼状をお渡しするところ、日々の雑事に追われ、お礼が遅くなってしまい大変申し訳ありません。
無事に入学式を終え、学校生活にも慣れたようで、今では毎日楽しく学校に通っております。
登下校の電車の中で、いただいたお祝いで購入した本を読むのが日課となっているようです。
いつもお心遣いいただき、本当に感謝しております。
朝晩は冷え込む日が続きますので、ご自愛ください。
敬具
まとめ
入学祝いのお返しのお礼状は、電話でのお礼をより丁寧にしっかりと伝えるためのものです。
相手によってはお礼状までは必要ない場合もありますが、入学式の写真を同封したりお礼の品物を添えたりすると、気持ちがより丁寧に伝わるもの。
写真を添えれば、お礼状が遅くなったことの理由にもなるので良いのではないでしょうか。
参考になればです。
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