自由研究に牛乳で乳製品を作ろう!バター、チーズ、ヨーグルトを手作りしよう

学校給食でも出される牛乳は、子どもたちの身近にある飲み物の1つ。

そして牛乳は、加工した食品の種類が豊富な飲み物でもあります。

バターやチーズやヨーグルト、子どもたちが大好きな食べ物ですよね。

さて今回は、家庭にある牛乳を使って食品加工を行い、牛乳が変化していく様子を調べてみましょう!

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自由研究に牛乳で乳製品を加工してみよう

牛乳を使った自由研究は、子どもにとって親しみのあるテーマであること、自由研究が終わった後には食べられるから無駄がないことなど、メリットもたくさんです。

牛乳はいろいろな食品に加工され、私たちの毎日の食卓に登場しています。

バター、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、アイスクリームなどなど。

液体のままでは日持ちしない牛乳ですが、加工することで日持ちするようになります。
北海道産の牛乳に加工品が多いのは、こういう理由からだそう。

牛乳でバターを作ってみよう

バターは、牛乳の中に含まれる脂肪分を固めたもの。

牛乳に含まれる脂肪分は、タンパク質やリン脂質などでできた膜に包まれて、水分と均等に混ざっています。

この膜を壊すことで、脂肪分を取り出すことができます。

作り方はとても簡単。牛乳をペットボトルに入れてひたすら振る!

振ってかき回すことで脂肪の粒がぶつかり合って集まり、かたまりになっていきます。

しかしこれはかなり重労働。場合によっては30分ほど振り続けなければいけないことも。

親子で交代しつつ、気長に振り続けるといいかもです。

バター作りに必要な道具

・牛乳(乳脂肪分の高いもの)

・ペットボトルなどの容器

・茶こしなど

準備をするうえで一番大事なのが牛乳の種類です。

振ってバター作りをする人の多くは生クリームを使うんですが、その理由は脂肪分が多いから。

牛乳でバターを作る場合も、脂肪分が多いものを選ぶ必要があります。

おすすめされているのは『ノンホモジナイズ牛乳』という、脂肪球の大きさが一定ではないもの。

パッケージに記載されていますが、普通のスーパーでは販売していないところもあります。

百貨店や自然食品が多く販売されているようなお店だと見つけやすいかもです。

通販だとオイシックスやらでぃっしゅぼーや、お店だとカルディなどに売っているのだとか。
チェックです♪

牛乳でカッテージチーズを作ってみよう

カッテージチーズとは、熟成されていないチーズのこと。

牛乳の中のたんぱく質や乳脂肪、カルシウムなどは、酢やレモン汁を加えると固まる性質があります。

今回はレモン汁を使って、牛乳からカッテージチーズを作ってみましょう!

カッテージチーズ作りに必要なもの

・牛乳(400ml)

・鍋

・レモン汁(100ml)

・ボウル

・ふきん

・温度計

レモン汁はレモンを絞ったものでもポッカレモンのような市販品でも大丈夫です。

ふきんはチーズをこすときに使います。

牛乳とレモン汁の比率は4:1です。
準備するときに量の確認を。

カッテージチーズの作り方

1.牛乳を鍋に入れ弱火にかけて、60度くらいになったらレモン汁を入れる

2.レモン汁を加えて静かにかき回すと、牛乳が白くボロボロした固まりと黄色っぽい液体に分離する(かき回しすぎに注意)

3.茶こしやザルにふきんをしいて、レモン汁を加えた牛乳をこす

4.ふきんに残った固まりを軽く絞り、きれいな水を入れたボウルの中でふきんに包んだまま洗う

5.ふきんに包んだまま軽く絞ったら食塩を加えて完成

こしたときに出てくる黄色い液体はホエイ(乳清)と呼ばれる、栄養価が高いもの。

はちみつなどを加えて飲んでもいいかも。

今回はレモン汁を使いましたが、酢やグレープフルーツ、オレンジのしぼり汁などで試して比較しても楽しいです。

牛乳の固まり方やできあがったカッテージチーズの固さに違いがあるかもしれません。

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牛乳でヨーグルト作り

牛乳に乳酸菌を加えて発酵させると、固まってヨーグルトになります。

一昔前に「カスピ海ヨーグルト」が流行ったので、ご存じの方も多いかもしれませんね!

牛乳がなぜヨーグルトになるのかといえば、乳酸菌の出す乳酸によって牛乳が酸性化することによって、牛乳にコロイド状に溶けていたカゼインというタンパク質が凝固した状態になるからです。

引用:meiji.net

乳酸菌が増殖→乳酸菌が牛乳に含まれる乳糖を分解して乳酸を作る→酸によって凝固するたんぱく質が固まってヨーグルトになる

ヨーグルトは私たちが何かしなければいけないことはなく、準備さえ終わればあとは待つだけ。

乳酸菌におまかせです。

牛乳でヨーグルト作りに必要なもの

いくつか作り方がありますが、今回は市販のヨーグルトを種菌にした作り方の紹介です。

・常温に戻した牛乳1リットル

・市販のヨーグルト100g

市販のヨーグルトは基本的にはなんでもいいようですが、まれに固まらないものもあるよう。

ネット上で「このヨーグルトなら作れた」というものは

・明治「プロビオヨーグルト LG21」

・明治「プロビオヨーグルト R1」

・森永乳業「ラクトフェリン」

・ダノンBIO

周りの環境によって変わることもあると思うので、数種類用意しておくと安心です。

また、ヨーグルト作りには熱湯消毒したビンを使う方もいますが、牛乳パックをそのまま使うほうが楽ちん。

少し量を減らしてから使うと、手間がかからないので子どもだけでもできちゃえます。

牛乳でヨーグルトの作り方

1.牛乳を少し取り出し(コップ一杯程度、飲んだらOKです)、スプーンを熱湯消毒する

2.牛乳に種菌となるヨーグルトを入れて、パックの口を閉じて混ぜる(箸やマドラーで混ぜる場合は熱湯消毒を)

3.パックの口を閉じて40度前後で1~2日ほど置いて発酵させる

夏はクーラーのない部屋に置いておけば大丈夫。

冬はタオルなどを巻いて暖房のきいた部屋に置いておくといいかも。

牛乳を使った加工品の自由研究のまとめ方

どのようにまとめるか、何を中心に調べていくかによって、低学年向きにも高学年向きにもなる自由研究です。

単に作れたものを紹介してその感想を書くのであれば、低学年でも十分に可能です。

感想の内容に、疑問点や改善点などを含めることで、高学年でも満足できる自由研究になります。

それぞれの加工品に対して比較調査などを行っていくと、ぐっと高学年っぽい自由研究に。

牛乳の種類(成分無調整・成分調整・低脂肪乳などなど)による変化、材料の変化でどのように仕上がりが違うのかを調べてみてもいいですね!

・作ってみようと思ったきっかけ

・疑問や調べてみたいこと

・調理の方法

・結果

・分かったことや気づいたことのまとめ

絵や写真を使って、経過が分かりやすくなるようにするのがポイント。

特に比較実験をする場合は、それぞれを同じタイミングで記録して違いが一目で分かるようにしましょう。

まとめ

牛乳を使った加工品の代表例である、チーズ、バター、ヨーグルトを手作りする自由研究の紹介でした!

定番ではありますが、手間がかかることから実際にしている人はあまり見かけないんですよね。

興味がある人は多いはずの牛乳加工品の手作り、今年の自由研究にどうでしょうか。

その他の自由研究テーマについてはこちらからどうぞ!

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