子どもの熱中症対策予防に生活の中でできる食べ物や飲み物は?

最近の夏は、とにかく暑い!

小学生くらいになれば「喉が乾いたな」「具合が悪くなりそうかも」分かるのかもですけど、未就学児の小さい頃だとなかなか親に伝えることも難しいですよね。

炎天下であろうと子どもは外で遊びたがるし、あまつさえ、家の中でも熱中症になることもある時代。

日頃から生活の中でできる熱中症対策をしておくと、子どもがつらい思いをする可能性を少しでも減らすことができるんじゃないかと思います。

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子どもの熱中症予防には生活の中で何ができるかが重要だと思う件

例年、熱中症で命を落とす人がいるくらいの猛暑が続く日本の夏。

大人でも「ちょっとやばいかも…」って思うことがあるくらいですよね。

熱中症とは、高温多湿な環境に体が適応することができず、それによって生じるさまざまな症状の総称をいいます。

具体的な症状としては

・めまいや顔のほてり

・筋肉痛や筋肉のけいれん

・体のだるさや吐き気

・発熱

症状が進んでいくと親が見ても「様子がおかしい…」って分かるんですが、初期の状態ではパッと見た目で分からない場合も多いんですよね。

「顔のほてり」なんて、炎天下の中にいたらいつだってほてっちゃいますしね。

体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいと言われています。

症状が強く出てしまうと回復までに時間がかかってしまうし、子どもも長く辛い思いをしないといけなくなります。

普段の生活の中で、どれだけ熱中症対策をできるかっていうのも、楽しい夏を過ごすためには必要なんじゃないかと思うんですね。

そんで、母親が一番してあげやすいのが「食べ物」「飲み物」の管理ではないかと思います。

熱中症対策のために子どもにおすすめの食べ物は何?

子どもの熱中症対策には、普段から予防になる食事を心がけることがおすすめ。

じゃあ、どんなものを食べるようにすればいいのか?というと、以下。

ビタミンB1

炭水化物をエネルギーに変える作用を持っているビタミンB1。

ビタミンB1が不足してしまうと、糖質を代謝を促せなくなってしまうので、疲労物質が溜まり疲れやすくなってしまいます。

ビタミンB1が多く含まれているのは、

・豚肉

・豆腐や味噌などの大豆製品

・モロヘイヤ

・玄米 など。

ビタミンC

免疫力を向上させ、ストレスに対しての抗体を作る作用があるビタミンC。

日焼け予防にもなる栄養素です。

ビタミンCが多く含まれているのは、

・柑橘類

・カラフルな夏野菜(赤ピーマンなど)

クエン酸

疲れの原因になる乳酸の発生を抑制する作用があるクエン酸。

イメージ通り酸っぱいものばかりなので、乳幼児には難しいかもです。

クエン酸が多く含まれているのは、

・梅干し

・酢

・レモン

・グレープフルーツ など

カリウム

細胞内の脱水症状を予防する効果、体の回復力を向上させる作用があるカリウム。

汗をかくと失われていく成分でもあります。

カリウムが多く含まれているのは、

・そら豆やいんげん豆などの豆類

・のりやひじきなどの海藻類

・ほうれん草

・じゃがいも

・バナナ など

リコピン

抗酸化作用があり、疲れの原因になる活性酸素の抑制につながる成分。

大人の女性もぜひ、積極的にとっておきたい成分です。

リコピンが多く含まれているのは、

・スイカ

・トマト

・赤パプリカ など

リコピンは赤い色素なので、赤いものに入っていることが多いです。

熱中症対策できる食べ物で子どもが食べられるレシピ紹介

良いと言われる食材は分かっても、

(´・ω・`)「うちの子これ食べないのよね…」

(´・ω・`)「子どもでも食べやすいものってないかしら…」

体に良いからって理由で食べられるのは大人だけで、子どもは嫌いなものは食べにくいもの。

熱中症対策になる食材を使って作れる、子どもが好きそうなレシピを集めてみました!

豚汁

ビタミンB1を多く含む豚肉と、カリウムを含むじゃがいもをたっぷり使った豚汁。

味噌味にして夏野菜をたくさん入れると、熱中症予防にピッタリです。

汁物は子どもも食べやすいのでおすすめです。

カレー

カレーは子どもには鉄板の料理ですよね。嫌いって言う子は聞いたことないかも。

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中に入れる具材を選べば、熱中症対策に良い食事になります。

・ほうれん草カレー

・トマトを入れたキーマカレー

・豆カレー

・ナスやピーマンを入れた夏野菜カレー

どのカレーにも、肉類は豚肉を選ぶと効果アップです。

ちなみに、普通にカレーを作ってその中にひじきを入れたひじきカレーも美味しいです。

ご飯を白米だけでなく玄米を混ぜてみると、熱中症予防効果アップです。

納豆とオクラのネバネバ丼

ネバネバする「ムチン」という栄養素には、免疫力を向上させる作用があります。

大豆製品はビタミンB1も含むので、熱中症対策には良い組み合わせです。

オクラが苦手な子は、小さくみじん切りにすると食感が分かりづらくなるので食べやすくなります。

熱中症対策になる子どもの飲み物はどれがいい?

熱中症対策といえば、忘れてはいけないのが飲み物について。

つい遊ぶのに夢中になって、喉が乾いてるのも忘れて遊んじゃうことって、小さい子にはよくありますよね。

熱中症対策には、こまめな水分補給と塩分の補給が大切。

コープ共済によると、一日の水分量の目安は

乳児:150ml/kg/日

幼児:100ml/kg/日

学童:80ml/kg/日

成人:50ml/kg/日

引用:コープ共済『子どもに必要な水分量とは』

気温や体調、発汗具合によっても必要量は前後しますが、体重10キロの幼児の場合は、必要な水分量は一日に約1リットル。

家にいるときでも「喉が渇く前に飲む」「頻繁に飲む」をこころがけたほうが良さそう。

外出する場合は家にいるときよりも汗をかくので、もっと必要かなと思います。

汗をかくと失われていくナトリウムとカリウム。

厚生労働省では熱中症対策の一つとして、100mlに0.1~0.2gの食塩相当量の飲料を推奨しています。

で、「熱中症対策といえばイオン飲料水」っていうイメージが強いんですが、子どもに大人用を飲ませるのは、ちょっと心配だなって思う気持ちも多い。

熱中症予防に飲み物を考える時、どんなふうに考えたらいいんでしょうか。

イオン飲料は飲み過ぎ注意!?

スポーツドリンクは熱中症対策に最適だと言われることが多いですが、親としては糖分が心配。

ペットボトル一本で、スティックシュガー11本分の砂糖が入っているとも言われてますよね。

・スポーツドリンクは緊急時や外出時のみ

・自宅ではお茶を飲ませる

・スポーツドリンクは薄めて飲ませる

など、摂取量を増やしすぎないようにするのも必要です。

熱中症対策にはまず子どもが飲みやすいものを!

自宅にいても、必要な水分量はかなり多いです。

でも、室外で遊ぶとなるともっと必要な量が増えるんですよね。

遊ぶ前に飲ませるのはもちろんのこと、遊んでいる最中もこまめに飲ませないといけません。

ですがそもそも「その飲み物嫌い…」って状態だと、必要量を飲んでくれないんですよね。

グビグビ飲んでほしいのに、一口飲んで「もういらない」みたいな。

・飲み物を冷やして飲みやすくする

・水分を多く含む食べ物を持っていく(チューペットなど)

・子どもが好む味の飲み物にする

「まずは必要量を飲む」ということを最重要視するのであれば、スポーツドリンクはとても使い勝手が良いものになります。

飲み過ぎはダメだと思う一方であの味、子どもはけっこう好きですもんね。

活発な小児では、味付けされた飲み物の方が摂取量が多くなり、良好な体液量を保ちやすくなるという研究結果もあります。

通常の高カロリー甘味料、低カロリーまたはカロリーゼロ甘味料で味付けされた飲み物は、小児が好んで飲み、水分摂取量が増えるので、水分補給において重要な役割を果たします。

引用:コカコーラジャパン公式HP

スポーツドリンクもジュースも、うまく使えば子どもの水分補給の強い味方になります。

「外出時だけ」「お茶の水筒がなくなったら」など決めておくといいかもです。

子どもの熱中症対策に自宅でおすすめの飲み物

グビグビたくさん飲んでほしい室外での水分補給と違い、自宅ではそこまで「飲め!飲め!」ではないです。

でもどうせ飲むなら熱中症対策にもなるものを。

ということで、熱中症対策にもなる子どものおすすめの飲み物の紹介です。

ミネラル麦茶

こちらもスポーツドリンクと同様に、熱中症対策ドリンクの定番。

汗をかくと失われてしまうミネラル分が含まれている麦茶。

どこのスーパーにも売っているし、安いのが魅力的。

バナナ牛乳、バナナ豆乳

牛乳や豆乳が飲める年令になったら。

カリウムを多く含むバナナを使って、おやつにもなる飲み物です。

作り方は簡単、バナナと牛乳(豆乳)をミキサーに入れて混ぜるだけ。

バナナの本数を加減すると甘みを調節できるので、砂糖の必要はないと思います。

飲みすぎるとお腹を壊しちゃうので注意してね。

はちみつレモン

クエン酸を含むレモンを使ったはちみつレモンは、子どもでも飲みやすいかなと思います。

レモンを漬けて手作りする方もいるでしょうけど、私は苦手なので簡単に。

マグカップに熱湯を入れて、味を見ながらはちみつとレモン果汁を入れるだけです。

まとめ

子どもは「熱中症になりそう…」なんて言ってくれないので、親としては心配も多いですよね。

普段からの食生活でできる予防をして、元気に夏を過ごせたらいいですよね!

その他の熱中症や日焼け対策についてはこちらもどうぞ。

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