これを書いてるのが11月なんですが、転勤族のっていうか、わが家の11月はだんだんと不穏な空気が入り混じっていく季節でもあるんですよね。
というのも、わが家の旦那さんの会社では、年末年始前後くらいから移動の気配を漂わせるからです。
上の方の偉い方々の内示が、内示なのにウワサで回り始め、支店長クラスの方々の「一緒に移動するらしい」みたいな。
「あの人が行くなら、俺らもこんな感じで動くんじゃね?」みたいな。
でですね、まぁ旦那さんは旦那さんとして、家族間でいいますとうちの子はもう高学年でして。
そこらへんのどうする問題の重圧感が今、半端じゃないです。
スポンサーリンク
小学校高学年女子の転校は良い?悪い?やっていけるのかが不安で仕方ない
男の子は男の子で、また別な感じで不安な面があるのかもですけど、女子に限って言うならばもう、心配事は人間関係に尽きるわけですね。
高学年になると思春期が始まっている子もいて、中には反抗期やら何やらと、非常に難しい年頃な子も少なくはないでしょう。
もちろん相対的にってことですが、低学年での転校とはステージが違う難しさがある気がするんですよね。
しかもそういうのって、親が介入できる範疇外というか。
・勉強→それはしっかりやろうぜ
・友達環境→完全な他力本願
子どもの性格はいまさら変えられるものではないし、根本を変える必要はないと思ってる。
じゃあどうするの?っていうと、転校先の人間関係がやりやすいことを祈るくらいしかないわけですよね。
とはいうものの、「転校先の学区を選べる」という点では、親ができることは残されてます。
・新興住宅街を含む場所を選ぶ(地元民だけではないことが予想できるので)
・教育水準の高い地域を選ぶ(外からの流入が多いと思われるので)
他にも、モデル校になっている学区を選ぶとか、不動産価格の高い学区を選ぶとか。
いろいろ方法はあると思うんですが、やっぱり「転勤族の子」が多いというのが一つのポイントになってるんですよね。
ただ、「こうすればいいんじゃないか」っていう転勤族独特の学区の選び方がある一方で、それに対しての信憑性ってそれほど高くありません。
結局は、行ってみなきゃ分からない。
ある程度は住んでみないと、子どもに合っているのか合っていないのかなんて、分からないんですよね。
それって、一種のバクチみたいなもの。
子どもに関係することでバクチって、それ一体なんなのよ?という。
高学年だから定住か、家族だから同行か
転勤族っていうのは、基本的には定年退職するまでずっと転勤族です。
高校編入などはなかなか難しいので、いつかは必ず家族が離れ離れになって暮らします。
その単身赴任の時期を、4~5年前倒しして、高学年になったら単身赴任にしてもらうのか。
一緒にいれる時期は家族は離れないっていう考えのもと、限界まで同行するのか。
単身赴任なら金銭的な負担がつきまとう。
同行すれば、子どもの心配がつきまとう。
どっちにしても私、ものすごく悩むことが予想されます。やつれちゃうわ。(痩せるチャンスか?)
うちの子の場合、本人は「別に転校してもいいよー友達くらいすぐに作れるでしょ」
なんだろう、完全に私には似てないですね、このたくましさ。
1人でいられる子なので、友達ができなければ1人でいるからいいって言います。
いや、でもそれさ。
「転校先で1人の図」をリアルには想像できてないだけじゃないの?と。
緊張して困ったことを誰にも聞けず、なんて、母は想像しただけで胸がつまる。
スポンサーリンク
重いランドセルを背負って、1人で下向いて下校してるとこなんて見たら、たまらん。
そうなんですよね。「高学年女子の転校問題」は、子どもよりもむしろ母の問題になってる。
「子どもが大丈夫かどうか」よりは「母が、子どもを大丈夫と思っているかどうか」が大きくなってます。
これはいかん。
大丈夫なことでも、親が心配そうにしてたら大丈夫じゃなくなってしまう。
いかん。
転校してからの子どもの人間関係よりも、子どもを信じるほうがいいのか
私もしかしたら、「ずっとここで暮らしたい!転校なんて嫌!」と子どもにガンガン言われてたら、今の地域に定住(※永住ではない)を決めていたかもしれません。
だってもう、「引っ越ししたくない」って言ってる子を連れて転校して、そこでなんかトラブルでもあったら私、胃に穴があくよ。確実に、数箇所に穴あく。
心配すぎるじゃないですか、そんなの。夫婦喧嘩も勃発するかもしれない。
「そもそも、あなたが転勤族なのが悪いんじゃない!」みたいな。
そんな旦那さんを選んだのはお前だよっていうのは高い棚にあげといて。
「転校しても大丈夫」
そう言っている子の心配をバカみたいにずっと続けていて、じゃあ「転校したくない」って言えば安心なのかというとそうでもない。
どちらにしても心配して悩むんですけど、必要な心配事ではなくて。しかもそれは自分でもわかってる。
なんだ、一番の障害は私じゃないかよって思ったりもする。
現時点で「大丈夫」と言うのなら、「この子は大丈夫なんだ」と思うべきなのか。思わないといけないのか。思わないと失礼なのか。
心配せずに子どもを信じるって難しい。
転校でたくましく育ってほしい、それよりも私が望んでしまうのは他のこと
うちの子は、実は幼稚園を転園したときに、ちょこっとウダウダしてたんですよね。
そういうのを経て、今ではかなりたくましいメンタルを手に入れたと思います。
「1人でいても平気」ってのは、転勤族の子にとってはかなりの高スキルです。
おそらく同じように、高学年での転校はさらに強いメンタルを手に入れるのに役立つんでしょう。
女子特有のグループに、どうやって入っていくのか?とか。
好奇の目で見られることもあるだろうし、ヨソモノ感を強く感じることもあるでしょう。
その中で生活する術は、きっと今後の人生において役立つことがあるはず。
打たれ強く、忍耐力のある子に育ってくれるかもしれない。
難しい時期であればあるほど、難しい地域であればあるほど、鍛えられていくんだろう。
って思うんですよ。
そりゃあ、メンタルが弱いよりは強いほうが親としては安心だし。
人間関係をうまくやっていく方法を、無意識にでも習得してくれるならそのほうがいいと思うし。
でも、心配性の私としては望むのはそういうことじゃない。
鍛えられる出来事もなく、たくましくなる必要もなく、ただただ楽しく幸せに暮らして欲しいと思うのみ。
辛いことなんてなくていい。悲しむことなんていらないし。
西原理恵子さんが著書で、『女の子に望むのは困難とか悲しみが一切ない、幸せな人生だ』みたいなことを言ってたんですよね。
文言は完全にうろ覚えなんです。
理屈としては困難や逆境が必要なのはわかるし、それを味合わない人間なんて、良い育ち方してないなとすら思うんですが。
ガチガチの本音を言うならば、苦労を知らずに生きていってほしい。
私が子どもの転校についてウジウジと悩むのは、そう思っているからかもしれないです。うむ。
高学年女子の転校に親ができることなんて限られてる。せめてできることをしよう
子どもが大きくなるに連れて、親ができることが少なくなっていきます。
幼稚園のときみたいに、子どものお友達に親が声かけて遊ぶなんてないですしね。
親ができることなんて限られてます。
だったらせめて、できることをしようと思います。
居心地の良い家にすること、話したいことがあるときに聞いてあげられること、笑い合えること。
文字にするとなんだか綺麗事のようで、現実感がないんだけど。
私ができることってそれくらい。がんばろ。
スポンサーリンク