子どものクリスマスプレゼントは、たんに「子どもが欲しがっているもの」というだけではなく、親の思惑も含まれています。
だって、実際に購入費用を出すのは親だし、用意するのだって親ですしね。
子どもの希望を聞いていても、それを用意できないことだって少なからずあります。
「思っていたものと違った!」「お願いしたものがもらえなかった!」
そういう場合に、子どもがクリスマスプレゼントを目の前にして喜ばずにがっかりする場面を見てしまうことも。
そんなとき、親としてどうする?
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クリスマスプレゼントを子どもにあげたのに喜ばない!それってどういうこと?
もうクリスマスプレゼントをあげてしまった後なので、今からでは後の祭りかもですけど。
・子どもの希望が親の意向と合わなかったので、違うものにした
・子どもの希望を聞かずに親がプレゼントを用意した
いろいろ理由はあるかもですけど要は、「子どもが一番欲しいものではなかった」「もらえると思っていたものではなかった」ということですよね。
親としては悲しい気持ちになっちゃいますけど、それはそれでいいんじゃないかと思うんです。
親も子も、何かしら学ぶ良いきっかけになるんじゃないかって思います。
サンタさんは何でもくれる存在ではない
サンタさんの設定をどのようにしているのかはご家庭によりますが、どんな家庭でも「リクエストになんでも答えられる」っていうのはないと思うんですよ。
販売されていないものを欲しがることもあるし、「魔法使いになれるステッキ」とかね。
物理的に不可能なものを言い出す子だっています。(うちの子だ)
リクエストに答えられないことが想定できるのであれば、それは「サンタさんは万能ではない」ということ。
それはあらかじめ子どもに伝えておくべきだし、プレゼントをあげた後だったとしても伝える機会になると思います。
・サンタさんは、欲しいものをなんでもくれるわけではない。
・親が納得したものじゃないとプレゼントしてくれない。
サンタさんに欲しいものを伝えるのはパパやママだから、パパやママが「いいよ」っていうものしかくれないっていうことを、子どもにも理解してもらわなきゃです。
「きっとこれがもらえるはずだ!」
こう思わせておいて違うものをプレゼントするのは、子供相手とはいえやっぱりかわいそう。
「もらえるかもしれないし、もらえないかもしれない」
この辺のラインを意識させるのも、今後のクリスマスを考えるとすごく大切かなと思います。
子どもの希望と違うプレゼントにするならそれなりのフォローを
クリスマスの前には子どもに「何をサンタさんに頼むの?」と聞くことと思います。
子どものリクエストしたものが、親としては用意できないものだったら。
それが事前に分かっているのなら、きちんとフォローしてあげることが必要かなと思います。
まだサンタさんを信じている年頃なら、プレゼントをあげたあとでもいいから手紙を渡すといいかも。
僕からのプレゼント、あまり嬉しくなかったのかもとパパとママから聞きました。
一生懸命選んだんだけど、残念だな。
このプレゼントは〇〇の理由で、〇〇ちゃんに渡しました。
たくさんの気持ちが込められているプレゼントなんだよ。
少しでも気に入ってくれると嬉しいです。
サンタさんより
子どもにとってのサンタさんって、実際に目にすることがないからリアリティがありません。
こうやってプレゼントをあげた人の気持ちが分かる手紙をもらうと、プレゼントに対する向き合い方が変わるかもしれません。
子どもがクリスマスプレゼントにガッカリ…それも良い経験になった体験談
私が小学校低学年の頃だったと思うんですが、表題通り「クリスマスプレゼントにがっかり…」っていう記憶があるんですよね。
欲しいものもらったときよりも、そのときのほうがよく覚えてるっていう。
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サンタさんの存在については、半信半疑くらいの時期だったように思います。
私が欲しいと言っていたのは、あるアニメのゲームソフト。
当時はとても人気で、同じアニメで数種類のゲームソフトが出てたんですよね。
でもクリスマスに届いたのは、アニメは合っているけど希望したのとは違うソフト。
包みを開けて、初見で気づく私。
「これ違うやつだ!」も「頼んだのと違う!」も、どちらも口に出せずに「あ…」な状態に。
なんだろう、子供心に違うって言ったらダメな気がしたんですよね。
(´・ω・`)「もしかしたら、悪いことしてたのバレたのかも…」
(´・ω・`)「思ってたのと違うって言ったら、悪い子だったからって言われるかも…」
(´・ω・`)「なんか、親が悲しがるかも…」
子どもなので完璧な演技なんてできないですが、喜ぶフリをしたように覚えてます。
子どもも子どもなりに学ぶんですよね。
次からはしっかりと、欲しいもののサブタイトルまできちんと伝えようって思いましたし。
今になって思うと、私の両親もdのゲームソフトか分からなかったんですよね。
今なら分かる、私も子どものゲームソフトのことはよくわからん。
子どもがクリスマスプレゼントに喜ばないのは育て方云々ではない気がする
もらったプレゼントを喜べないのは、物のあげすぎなんじゃないかとか、育て方が~なんて言われることもあるようですけど。
喜ばないのは単純に、「欲しいものと違った」っていうだけですよね。
それは値段とか関係なくて、そのときに欲しいものをもらえるかどうかっていう。
私は自分自身、モノをたくさんもらえる家庭に育っていないので「モノに溢れた家庭」っていうのを想像できないんですが、欲しいものをもらったら喜ぶっていうのは共通なんじゃないかって思います。
欲しいものがないくらいにもらいすぎてる場合は、「欲しいものじゃないから喜ばない」っていうことです、きっと。
欲しいものがないくらいまで、モノを与えすぎるなよっていう、それも育て方の内に入るのかもですけど。
それはまぁ、その世帯の金銭感覚によるところも多いでしょうしね。
例えばそれが、親からのプレゼントだったら親の前では喜ぶかもしれない。
それは「察する」という大人の技能が身についているっていうことで、成長の証でもあります。
くれた相手の気持ちを察する必要がないプレゼントなら、ダイレクトに感情が出てくるだろうとか思っちゃう。
サンタさんはある意味、幻みたいな存在ですからね。
年齢によってはサンタさんの存在を教えるきっかけかもしれない
うすうすとサンタさんの存在に気づいている年齢なら、本当のことを教えるきっかけにもなるかもしれません。
うーん、どうだろう。
親に教えられるものではなく、自分で少しづつ気づいていくものなのかもしれないけど。
がっかりしたり喜ばなかったりっていうのが、親に対するアクションなのかもですしね。
わが家ならこうする。クリスマスプレゼントを子どもが喜ばずにがっかりした場合
もし何のフォローもできずに、子どもの希望とは違うものをプレゼントした場合。
わが家は、サンタさんの存在は自分で少しづつ悟って欲しいと思うので、カミングアウトはしないです。
そのかわりに、そのプレゼントにした意図をきちんと説明します。
そして「そのプレゼントをサンタさんにお願いしたのはママだ」と伝えます。
理解はしてくれないかもしれないけど、気持ちが込められていることは伝えます。
そして、プレゼントがもらえたという時点ですでに、1年間良い子だったということ。
それをサンタさんは認めてくれていて、そのご褒美としてもらっていることを分かってもらう。
まぁ正直、「せっかく用意したのに!」と腹が立ってしまうと思うけど。
サンタさん像を崩さないために、自らのフォローに必死になるんだろうなと思います。
必要以上に子どもの機嫌をとる必要はないと思うけど、クリスマスに殺伐とするのは嫌ですしね。
まとめ
子どもがクリスマスプレゼントを喜んでくれなかった場合は、来年からの教訓にしましょう。
そして、サンタさんは何でもくれるわけではないことを知るきっかけにもしましょう。
「望んでいたものが来なかった!」っていうのが良い経験になることもあるので、親はドンと構えているといいと思います。
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