年度の終わりとか学期末とか、そういう時期は転勤の辞令が出ることが多いです。
わが家はだいたい年度末なので、毎年けっこうドキドキします。
うちの子どもたちは今はもう小学生ですが、幼稚園時代にも何度か転園させてるんですね。
んでやっぱり、第一子の転園のときは不安だったし、言い方は悪いかもだけど、とても不憫でした。
でも子どもが成長した今、思うことは当時とは違うわけですね。
今まさに、幼稚園児の子どもがいる転勤族家庭のママさん。
まだそんなに悲観する必要はなくて、どれだけ子どもが転園を嫌がっても大丈夫だよって話です。
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幼稚園の転園を子どもが嫌がる…それは転勤族の親の最初の壁である
うちの子が最初に幼稚園を転園したのは、年少の年度末。
4月からは年中になるねって言っている時期でした。たしか、引っ越しが決まったのは3月の地初旬~中旬だったはず。
そのときのうちの子の反応は「そっか、わかったー」という、ドライなもの。
おそらく、引っ越すとか幼稚園を変わるとか、それがどういうことなのかがうまく分かってなかったんでしょうね。
転園した先の幼稚園では当初、いろいろトラブルチックなことはありましたが。
「今いる幼稚園を変わる」ということに対して、嫌がるそぶりを見せたことはありませんでした。
実はその傾向って、高学年になった今も変わっていません。
今はもう、親の顔色を読んでしまうようになったので、それが本音なのかは分からないですけど。
まぁとにかく、うちの子は幼稚園の転園を嫌がらなかった。
んで、周りの転勤族ママたちの話を聞いても、幼稚園のうちから嫌がる子って少数派だと思うんですね。
だから「幼稚園を変わるの嫌だ!」という子はきっと、精神年齢が高いんじゃないかって思います。
転勤族的には、良くも悪くもって感じではありますけど。
転園を子どもに嫌がられると親はつらい
もし子供に嫌がられることで、別の選択肢がある場合。
・旦那さんは単身赴任でもいい
・そばに実家があるから母子だけそこに住むことができる
旦那さんについていくことが必須ではない場合、それは非常に幸運なことで検討してみてもいいと思うんですね。
転勤族は一度ついていくことを決めちゃうと、そこからはエンドレスですから。
子どもに引っ越しを嫌がられてしまうと、親はつらいです。
100%親の都合だけですし、親だって移動したくてするわけじゃないですし。
でも、嫌がられてもなんでも、ついていかなきゃ仕方ない場合だってあります。
もうそれは本当に「仕方ない」でも子どもに泣かれるとつらい。
幼稚園の転園って、転勤族的にはこれからの引っ越し人生の幕開けというか。
子どもが学校や園に一度入ってからの引っ越しは、大人だけの移動とはわけが違います。
今後、子どもの友達関係が濃密になっていくとその分、もっと嫌がるようになっていくでしょう。
親も子も、越えなきゃいけない最初の壁のような気がします。
幼稚園児の転園はかわいそう?過ぎてみれば子どもの適応力は負けてない
第一子が幼稚園児って、一般的な目よりも「大きくなった」って思いがち。
赤ちゃんのころから見ている母親からすると、できることも増えたし運動量も多いですしね。
でもまだまだ小さいし、ものすごく幼いです。
(‘ω’)「幼稚園を転園なんてかわいそう…」
そう思ってしまう気持ちはわかるし、実際に私もものすごく思ってました。
が、小さい子の適応力はそれよりはるかに高いです。
1年たてば前の幼稚園のことなんて忘れてるし、お友達の顔もあんまり思い出せないくらいになります。
新しい幼稚園が楽しくなるし、その世界が中心になっていきます。
(‘ω’)「引っ越しさせちゃってかわいそう…」
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ずっとそう思っているのは親だけで、かわいそうだと思ってるのも親です。
幼稚園児に、他の子と比較して自分はかわいそうな境遇にいるって思う子なんていないし、新しい環境に徐々に順応していきます。
うちの子は幼稚園時代けっこう人見知りが強くてですね。
転園後の数か月はものすごく、私も子どもも疲弊してたんですよね。
私もそんなにあけっぴろげな性格じゃないし、それを立派に子どもが引き継いでるって感じ。
輪に入れない、友達ができない、自由時間に居場所がない。
結局はそういうのを自己解決して、それで今の「転校?別にいいよ」に至ります。
「たくましくなる」は正しいかもだけど、半分違う気もしていて、どちらかというと「対応力をあげる」のほうが近いのかも。
まったく知らない子たちの中に入って、その中で新しい関係を築いていく。
転勤族じゃない子でも、いつかは経験することですよね、高校とか大学とか社会人とかで。
そういう経験を、幼稚園のときにできていて良かったのかもとも思います。
泣きわめいたり、堂々と「悲しい」と言えたり、親が介入できたり。
一人で悶々としない時期にできたことは、今思うと良い経験だったのかなと思う。今思えば、だけど。
幼稚園を転園するときの子どもへのケアは?わが家の方法
重ねてになりますが、幼稚園児はまだまだ小さいです。
どれだけ転園を嫌がっても悲しがっても、ほんの一時期だけのもので、あっという間に新しい環境に慣れていきます。
幼稚園児の転園に関しては、親が不安に思うことはほとんどないかなというくらい。
とはいうものの、嫌がる子を連れての引っ越しは親もつらい。
子どもが不安を抱えたままで、新しい土地で暮らすのも抵抗を感じちゃいますしね。
ということで、「子どもへのケア」と言っていいほどのことかは分からないけど、私が子供に対して意識的にしていたこと。
引っ越し先が楽しいことを子どもにどんどん伝える
幼稚園児の場合は、「親が楽しそう」「なんか喜んでる」こういう雰囲気だけで気も持ちようが変わってきます。
逆に、親に不安や心配のニオイを感じ取ったら、同じように不安定になります。
だから引っ越しが決まった段階からとにかく、楽しそうにすることにしていました。
新しい場所での楽しいスポットを調べておく
一番効果的だったのは、引っ越す先での楽しいスポットを教えること。
・テーマパーク
・水族館
・動物園
などなど、その地域にしかないものだったら、なおヨシです。
( ^^) 「年パス買って、毎週でも行けちゃうよー」
( ^^) 「(ネットの写真を見せて)こんなところがあるんだよー」
大きくなってくると、「それよりも友達が一緒のほうがいい…」ってなるんですが、幼稚園児だったら「キャー♪」となりやすい。
うちの場合は有名な水族館が近かったので、水族館推しでした。
友達や先生との別れよりも出会いを強調
(‘ω’)「いいなー、ここでもこんなに友達がいるのに、新しいとこでももっとたくさん友達できるね♪」
仲良くなれる友達にたくさん出会えることや、優しい先生ともっとお話ができることなどを強調。
グーグルアースで居住場所をイメージさせる
私がよく見せてたんですが、住むことになる地域をグーグルアースで見せるっていう。
(‘ω’)「ここにファミレスがあるから、一緒に食べられるね♪」
(‘ω’)「こんなに近くに公園があるから、毎日行けるね♪」
(‘ω’)「これなんだろうね。住み始めたら行ってみようか♪」
引っ越してからの楽しみが一つでも増えるといいなと思って。
転園後は子どもにとってはストレスかも。家での居心地をよくする
これは、私がうまくできなかったので反省点です。
幼稚園児は新しい環境にすぐ慣れるとはいえ、やっぱりある程度はストレスだと思います。
知らない場所で、知らない子たちに囲まれて何時間も過ごすなんて、ノンストレスでイケる子なんて少数です。
本人すら気づかないようなストレスを抱えて、幼稚園から帰ってくる子ども。
家での居心地をよくすることが、子どものストレスを軽減させる方法なんだと思います。
幼稚園児にとっての母親との時間って、1日の大半をしめるもの。
そこで安らげるからこそ、がんばって幼稚園に行けるわけですしね。
次の引っ越しでは、私、きちんとしなきゃなって思う。
まとめ
幼稚園児には、転園を子どもが嫌がっていたとしても、それに負けないくらいの適応力があります。
注意深く見守ってあげること、居心地の良い家を作ることが親には大切なのかなと思います。
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